サンタクロースの実在性

カテキョ先で晩御飯を食べることになったのだが、小学校3年生の女の子がお父さんにおそるおそる、「ねえ、サンタって、ほんとはパパなんでしょ?」と質問したので、一同ただちに凍りつくことになった。
「(父)そんなことあるわけないじゃん」「(娘)絶対そうだよ。前のクリスマスのとき、12時におきてもプレゼントがなかったんだもん。1時と3時の間にパパが置いたんだもん」「(父)それはサンタが来たからじゃん」「(娘)ちがうよ。サンタは12時ちょうどに来るんだよ。だからプレゼント置いたの、パパなんでしょう?絶対、パパだよ」「(父)回るところがたくさんあるから、そうなっちゃうんだよ」。
とりあえず全員で娘の主張を全否定したのだが、あの空気とうろたえぶりからして、ほぼバレたと考えるべきだろう。私も子どもの頃に母親が、「サンタの電話番号は、999−9999や。サンタはキュッキュ、キュッキュゆうて話すんや」と言いながら、おもちゃを電話で注文しているのを見て、サンタをめぐる想像がメルヘンチックなものから、怪奇きわまるイメージへと変化したことを覚えている。