2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大晦日

掃除を手伝わされて、紅白歌合戦を見ました。和田アキ子はいつもながらに歌が下手だなぁと思いましたが、ほかの出演者はやっぱりスターだけのことはあるなと感心しました。藤あや子がきれいでした。ボニー・ピンクがかわいいと思いました。SMAPがずっと…

『日本文学史』と関西文化論

帰省。疲労でぐったりで気分は最悪、しかもチケットを準備していなかったのでどうなることかと思ったけど、4時半くらいの新幹線の自由席になんとか乗り込めた。やはり結構な混雑。でも横にすわったのが中国人で、中国語の内容はまったくわからないため、良…

『ひげとちょんまげ』

稲垣浩『ひげとちょんまげ 生きている映画史』(中公文庫)と小林信彦『一少年の観た〈聖戦〉』(ちくま文庫)を読んだ。戦前の映画界の様子がわかって面白い。小林信彦が稲垣浩『無法松の一生』の内務検閲のエピソードを紹介して、ある内務官僚がそれを「検…

今年の映画鑑賞

映画館でこれらの作品を鑑賞していた時間こそが、自分にとって本当に意味ある時間だった。 佐藤純彌『男たちの大和』 犬童一心『メゾン・ド・ヒミコ』 ボルヴァリー『モナ・リザの失踪』 ヴィリ・フォルスト『未完成交響曲』 ロベルト・ヴィーネー『カリガリ…

逃避の足跡

これだけ自分が逃避してきたのだと思うと、なんだかもうちょっとなんとかならなかったのかと反省したくなってくる。 12月 川上弘美『真鶴』(文藝春秋) 池田弥三郎『私説 折口信夫』(中公新書) 稲垣浩『ひげとちょんまげ 生きている映画史』(中公文庫) …

とりあえず20冊

今年は「人類学的観点から近代社会の認識枠組を捉え返すことの意味」「グローバリズムのなかで社民的枠組を追求していく方向性」について認識を深めることになった。そのあいまに逃避的に雑書を読んで、「日本社会は民主主義原理にくわえて立憲主義原理を保…

文春キムタク記事

「『木村家』と『工藤家』の確執」と題して『週刊文春』が報じている。『武士の一分』の演技が各メディアで大絶賛であるが、ほんとうにそれほどキムタクがよい演技をしているかは観てみないと分からないし、また悪い演技をしていたとしても、悪い評価はほと…

オレオレ詐欺

どよ〜ん…というほどでもないのだが、ペンディングだった懸案事項に新たな展開。ほとんど望みのない、よりわるいペンディング状態へと移行モード。どよ〜ん。 ところで、今年流行った言葉のひとつに「オレオレ詐欺」があったと思うのだが、何とか親から資金…

『近松』見られず

スケジュールを考えると『近松』を見るのは厳しく、断腸の思いで諦めた。悲しい。ま、一度みたんだけど。

溝口健二『愛怨峽』(1937)

大雨のなかをすべてを打っ棄ってダッシュでフィルムセンターへ。 (89分・35mm・白黒)溝口の新興キネマ第1作で、新興のいわばアイドル・スターだった山路ふみ子が主演した。川口松太郎による提案で、トルストイの「復活」をもとに依田が独自の展開を書き加…

前日のコメント

skmt 『「山椒大夫」「雨月物語」結局見逃しました。「雨月」はビデオで見てますが、やっぱりあのカメラワークはスクリーンで見ないとあかんよねえ。今年最大とはいわないまでもかなりの不覚…。半年後くらいに新文芸坐あたりで再上映してくれないかなあ。』 …

妙に忙しい

とりあえずやることやります。今日はBCが絶好調だった。今までで最高の当たりを連発した。

川上弘美『真鶴』

読了。 いずれも感想は明日書き足します。

溝口健二『夜の女たち』(1948)

これも佳作。 (73分・35mm・白黒)敗戦直後の焼け跡に生きる3人の女の凄惨な生き様を描き、戦後溝口の本格的な復活を告げた傑作である。この時代はそうした女性たちを扱った小説の映画化がいくつかあったが、久板栄二郎の原作による本作は特にヒットしたと…

溝口健二『赤線地帶』(1956)

傑作。 (85分・35mm・白黒)溝口健二の遺作。題材としては『夜の女たち』に類するが、当時国会で討議中だった「売春防止法案」を視野に、溝口の弟子筋に当たる脚本家・成沢昌茂がシナリオに仕上げた。赤線廃止前夜の娼館にさまざまな事情で吹き寄せられてき…

あれこれ

もう30回位は聴いた。すごい良いです。これ。リー・モーガン VOL.3アーティスト: リー・モーガン,ジジ・グライス,ベニー・ゴルソン,ウィントン・ケリー,ポール・チェンバース,チャーリー・パーシップ出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 1996…

立石書店

探し物が見つからず、仕事もうまく運ばず、いらいら。早稲田へ。 立石書店に寄る前に、古書現世に寄った。テレビ関係の珍しそうな古本がけっこうあったので、hiroumixなんかは一度のぞいてみる価値があるとおもうよ。橋本先生の『階級社会』を半額ほどで買っ…

焼跡闇市派

きのう最初のほうのエッセイを読んでいたら、泣いてしまいそうになった。少年院出張所でのはなし。 箸の間からぽろぽろこぼれる高粱飯を、実に丹念に噛みながら、少年は食べる。いろんな説があった。噛まずにのみこむと、少しでも胃袋にモノのある感じが長引…

面白そうだから

明日はできれば立石書店のオープニングイベントとやらに顔を出してみたい。早稲田あたりをふらついてみたい気もするし。

本を7冊購入

世間というのはきびしいものだときくが、私の生きてるフィールドもけっこうきびしい部類に入るのではないかとおもう。世間知らずかもしれないがやっぱりそうおもう。不毛というわけではないので、そこが救い。まあ不毛に感じることだって、時おりは、ある。 …

というか…

こんな計算をしている場合ではない。

合理的計算

2004年度参院選比例区の得票数を分析。 政党(当選数) 得票数 最高得票者(票数) 自民(15) 約1679万票(30%) 竹中(約72万票) 民主(19) 約2113万票(38%) 小林(約30万票) 公明(8) 約862万票(15%) 浜四津(約182万票) 共産(4) 約436万票…

後楽園

寝不足のまま後楽園へ。食べ過ぎた。なんか「普通」な空気に触れてよかった。 一日経って冷静になってみると、昨日聞いた話の荒唐無稽さが際立ってくる。ありえないことである。 喫茶店でうつらうつらしながら読書。帰りの電車のなかで筋立てを考えた。 CD…

Jazz喫茶で突然の知らせ

突拍子もない話が舞い込んできた。こんなに突拍子のないこともそうはない。いっときの夢想に終わる可能性が高いとは思うが、この件については、shou氏に相談してみたいところだ。 JAZZ喫茶で勉強。快適。ノウ・ホワット・アイ・ミーン+2アーティスト: キ…

これから勉強

さすがにタイムリミットを考えると、これから5冊は本を読破しなければならない。まあ、なるようにしかならないんですが。なんくるなるさー(似非ウチナーグチ)。 髪切った。床屋が吉川晃司似の人だった。帰り道、『文学全集を立ち上げる』を買おうかと迷っ…

焦げる

成瀬映画の題名にありそうだが、冗談ではなく、電気ストーブで布団カバーが焦げた。火の用心、である。 生活リズムが狂いまくっている。公式的にやるべきことが2つ(ないし3つ)、準公式的にやるべきことが2つ、私的にすませるべきことが3つある。頭の混…

溝口健二『浪華悲歌』(1936)

なにわエレジー。山田五十鈴の絶妙な演技。ツンデレといいますか、惚れます。 (71分・35mm・白黒)日活を脱退した永田雅一に従って第一映画に加わった溝口の最初の作品。20日ほどで仕上げることを余儀なくされたが、近代都市大阪を背景に、大阪弁と土地のロ…

溝口健二『山椒大夫』(1954)

小雨がぱらつくなか、フィルムセンターへ。 山椒大夫(124分・35mm・白黒) 鷗外の有名な短篇を下敷きにした、親から引き離されて奴隷生活を強いられた兄妹の悲劇を綴った作品だが、中世の荘園や奴隷制度に対する厳密な調査が反映されており、溝口作品として…

『夢の砦』(新潮文庫)

今朝方、読み終わる。自分のなかで小林信彦という人の存在が俄然重みを増したのに気づく。前にも引用したが、再び引用。 ただし、主人公が、自分の作った雑誌から追われる後半のクライマックスは、九十パーセント、ぼくの体験したことだ。この〈体験〉は、ぼ…

ご意見ありがとうございます

たしかに、サカキバラはインパクトあった。 shou 『M先生や福ちゃんが評価している「1977年生まれ前後」の人って女性のみを指しているのかね?男性はどうなんだろうか?/当時のころを思い出すと、個人的には、阪神大震災日の高校に行って話したことや地下鉄…