2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

鶴見

図書館で『論座』最新号の鶴見俊輔の記事を読む。優等生の一番病が近代日本を歪めてきた、東大教授ばバカばかり、との持論に妙に腹が立つ。自分のコンプレックスを近代日本の歪みとして投影するのも、ポスト近代という射程ではもはや有効性をもたない*1。後…

ドラマ「鹿男あをによし」をチラ見して、「どうしてこの企画が通ってしまったのだろうか?」と頭を悩ませる結果となった。 【奈良】荒井正吾知事は30日、県内の悪い景観100選を公募し、来年度までに写真展を開く構想を明らかにした。県などは「平城遷都…

職質される

駅からの帰り道、向こうから二人組の警官が…。 「(私の心の中)誰か探してるのかな?面倒も困るし、念のため視線は伏せとこう。といっても、さすがに呼び止められはしないよな。何だかんだ言って、社会性ある感じだもん、オレ」。「(次の瞬間の心の中)そ…

池袋のジュンク堂へ。その後、往来座で本を一冊。喫茶店で勉強してから、目白のブックオフ。新書を買って帰る。帰り道、職質される。

姉の素っ頓狂なネーミングセンスに一度はのけぞったが、メイちゃんの名前が正式決定。保守化していて、結構。今日はパツサンした後、お付き合い。安くで美味しく食べられたので良しとする。 昨日布団の中で昔のことを色々思い出していたのだが、何気ないけれ…

とくに何もなし。ジャパン・パッシングの番組を、NHKの構成に悪態をつきつつ、見た。日本の経済力はどうなっていくんだろうかね? 最近読んだマンガ。矢沢あい『下弦の月』はめっちゃ怖いサイコ漫画だった。さすがの出来。柴門ふみの『あすなろ白書』も読了…

スーパーで買い物をしていたら、ピンクのロングコートを着た、ヒールの高い白ブーツのオカマさんがいた*1。スーパーから出て酔っ払ったお爺さんに「あんた、男か〜女か〜?」と尋ねられ、内股でヨロヨロと逃げ出していた。この国のリベラリズムはまだまだ成…

三枝健起『オリヲン座からの招待状』(2007)

1時間56分 原作: 浅田次郎 監督: 三枝健起 出演: 宮沢りえ、加瀬亮、宇崎竜童 田口トモロヲ 樋口可南子 原田芳雄 中原ひとみ 配給: 東映 先代館主の妻だったトメと、映写技師の留吉が守ってきた名画座“オリヲン座”が閉館することになり、最後の上映日に…

それは趣味悪いよ、とそれとなく仄めかしておいたのが功を奏して、姪っ子の名前が変更されることになった。良かった。姪の名前はまだないのでメイ(仮称)と呼ぼうと思う。 神保町へ。イタリアの民主主義についての本が、たったの千円だったので買う。小宮山…

9906。635100+9906=645006。

三島由紀夫の言霊

60年安保は「知識人vs岸内閣」だったのが、全共闘運動では「学生vs知識人」となった。60年に運動側にいた丸山眞男が、69年には糾弾される側に回ったというのが、60年代戦後日本の面白さである。戦後民主主義の近代主義は60年安保では指導原理となりえたが*1…

絶不調。二ヶ所に同量・同質の干し草が置かれており、両方から等距離の位置にいたロバが、どちらを選ぶかの理由を見出せず、結局餓死してしまう、という中世スコラ哲学の話がある。私が不調なときは大体このロバの心境に陥る。行動の優先順位が付けられず、…

デニス・ホッパー『イージー・ライダー』(1969)

監督 Dennis Hopper デニス・ホッパー 製作 Peter Fonda ピーター・フォンダ 製作総指揮 Bert Schneider バート・シュナイダー 脚本 Peter Fonda ピーター・フォンダ Dennis Hopper デニス・ホッパー Terry Southern テリー・サザーン 撮影 Laszlo Kovacs ラ…

ピーター・ボグダノヴィッチ『ラスト・ショー』 (1971)

THE LAST PICTURE SHOW 118分 監督: ピーター・ボグダノヴィッチ 製作: スティーヴン・J・フリードマン バート・シュナイダー 原作: ラリー・マクマートリー 脚本: ラリー・マクマートリー ピーター・ボグダノヴィッチ 撮影: ロバート・サーティース …

姪が産まれた。めでたい。よく考えてみると妹の甥っ子と同学年。健康に育ってほしい。 新文芸坐で映画を観る。二本とも秀作。なお映画評が箇条書きになっているのは、1)言おうとしていることの整理がついていない、2)精神状態が悪い、という理由。しかし…

「本田透理論の女版?面白そう」と思って読んでみたが、期待外れだった。<『アエラ』を読んでいるオンナが『JJ』を読んでるオンナに苛立っている>感が拭えない。「『JJ』読んでる女が恋愛資本主義に洗脳されている」というのは間違いではないにせよ、私に…

28140ポイント。28149+606960=635100。明日付。未処理。

というわけで、今日の気分は最低だった。

普遍論争

中世哲学の普遍論争は「実在論vs唯名論」、さらにその中間的立場である「概念論」(アベラール)を置く形で展開されてきたとされるが、それは近代哲学の捏造だった!という話。では現実には何が争点だったかというと、それはアベラールの「事態」という概念…

「学生寮」

NHKアーカイブス、「▽日本の素顔“学生寮・大学における人間性回復の方向”・1961年制作」。ICU、京大、島根大、同志社などが出てきた。京大南寮ストーブ?とか言って、吉田寮の学生が暴れていた。女子寮に押し掛けたり、歌を唄ったり、ずいぶん楽しそう。学生…

朝日新聞の記事

最後の方で間抜けなコメントをしている人は無視するとしても(笑)、これが一面記事って、ニュースがなさすぎなのでは?朝日新聞。ともあれ、コミヤマ・イズムを暗に批判するハスミンの主張については、最新号の『中央公論』を参照すべし。同じ大学特集のな…

久々にBC。イマイチ。 「下半身に粘りがなく、上半身に頼ったスイングになっている。そのため身体全体のブレが生じ、捕らえたと思った球を打ち損じる結果になっている。やはり下半身を鍛え直す必要があるようだ」と自己分析してみた。

バカだと居直るアメリカ人

正真正銘の名著。アメリカを語るならこの一冊は外せない。というか、この一冊を読まずにアメリカを語ることは、ほとんど無謀なのではないか。 ともかく、ホフスタッターの溢れんばかりの知性に圧倒される。「反知性主義」という視点から、こうもアメリカ史が…

地元でじっと過ごす。 『諸君』の竹内先生の連載を立ち読みする。「無念共同体」の指摘は、相変わらず重要。右翼勢力の知的影響力を軽視する丸山批判についても*1、私自身『回顧談』を読んで「なるほど、そんなものか」と思っていただけに蒙を啓かれた。ただ…

ジュゼッペ・トルナトーレ『題名のない子守唄』(2006)

LA SCONOSCIUTA イタリア映画 伊語 2時間01分 監督: ジュゼッペ・トルナトーレ 音楽: エンニオ・モリコーネ 出演: クセニア・ラパポルト、ミケーレ・プラチド、クラウディア・ジェリーニ ひっそりと北イタリアの港町トリエステにやって来たイレーナ。裕福…

ギンレイでビニール袋をいつまでもガサガサとしているオバサンがいたので、文句を言ってやった。虫の居所が悪かったが、気分がスッとした。もしうるさいのが直らなかったら、今度は関西弁で、「オバハン、うるさいゆうてんのが分からへんのか、ええかげんに…

マキノ雅弘『丹下左膳 昇竜の巻』(1956)

(79分・35mm・白黒)妖刀に呪われて、血に餓えた獣の如く無益な殺傷を重ねた丹下左膳(水島)は、お藤(月丘)と共に死者の霊を慰めていた。ところが、隠遁しているふたりの背後に捕方たちが迫りくる…。元々、『乾雲の巻』『坤竜の巻』の二部作であったものを急…

マキノ雅弘『丹下左膳 坤竜の巻』(1956)

(61分・35mm・白黒)シリーズ2作目。奪った妖刀・乾雲と対になる坤竜を求めて、江戸の街を彷徨う丹下左膳(水島)。離れ離れになった二刀は互いに呼び寄せ合うとの言い伝え通り、ある晩、坤竜の持ち主・栄三郎(金子)に遭遇、刀をめぐって乱闘となるが、蒲生泰…

マキノ雅弘『丹下左膳 乾雲の巻』(1956)

(82分・35mm・白黒)かつて大河内傳次郎と共に丹下左膳の人気を定着させた伊藤大輔が監督に予定されていたが、撮影プランが大掛かり過ぎて降板。マキノは、右眼右腕の欠損した丹下左膳の役に、左利きの水島道太郎を得て、道場破りのシーンでは左膳が持つ道…

面白い本を読むと面白い。 それにしても内田吐夢はやっぱり良いよな、と今日は何度も思った。勿論、マキノが悪いということではなくて。理性を封じるためにこそ人を斬る『大菩薩峠』の机龍之助(片岡千恵蔵)は、空前絶後のキャラだと思う。