2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年明け

難波で富雄組飲み。四方山話。帰りは駅から歩く。寒い。途中で年が明けた。少し中途半端な感じがしたが、星が綺麗に見えて、近隣の神社仏閣の賑わいも悪くなかった。 新年おめでとうございます。今年もよろしく。

コタツに入ると静電気でピリピリになった猫がいるので面白い。

帰省

中央高速で帰ったのだが途中、諏訪湖が凍っていた。さぶ。 穂坂邦夫『教育委員会廃止論』を読了。かなりな良書。これを読むと学校選択制度はうまくいかないだろうと予測できる。というのも教育課程編成の責任主体は、校長にも市町村にもなく、教育委員会は形…

『Always 三丁目の夕日』

単純に面白かった。佳作(ストーリーが狙いすぎ?)。 昭和30年代の映像にも引き寄せられるものがあるが、演技がかなり気合が入っている。とくに堀北真希ちゃんのかわいらしさときたら!薬師丸ひろ子もはまっていた。

今年の10冊

一応、締めくくりということで。ただし「今年私が読んだベストテン」であって、「今年出版されたベストテン」ではないですから。そこまで出版業界、意識してないですから。残念! 1.リリー・フランキー『東京タワー』(扶桑社) 2.中沢新一『僕の叔父さ…

巨摩中教育

『地方公立校でも「楽園」だった』、読了。 なかなか興味深い、歴史的事例。文中でも述べられているように、1960年代半ばから1970年代前半までの山梨県の巨摩中学校の実践は、『山びこ学校』(1951)や東井義雄『村を育てる教育』(1957)とともに、戦後教育…

ARIESが右翼な理由

以前もちょこっと書いたことがあるけれど、Ariesはアクシオン・フランセーズのメンバーだったことがあるんですね。『<子供>の誕生』ですが、あれは近代以前の「自然」な学習、「自然」な世代関係のイメージを強調しつつ、実はフランス革命以来の啓蒙主義を…

レモンティー

ちなみに忘れないうちに書き留めておくと、土曜日のMXテレビで談志師匠は、「レーザー・ラモン?聞いたことねぇなあ。レモンティーみたいだな。」という名発言を残された。

市民社会=国家

成瀬オサム『近代市民社会の成立』をここしばらく読みつづけているのだが、非常に読み応えがある。政治学説を、社会構造や心性といった社会条件のなかに再定置する試みがなされている。指摘されてみると確かに面白いのは、市民社会そのものを国家と同一視す…

オフ会

hiroumix君、shou君と、東京駅八重洲地下街の飲み屋にて、オフ会。hiroumixは、東京に何の用事があったのか、わざわざクリスマス期間に上京し、富士山麓で温泉に入って来たばかりらしい(誰と?)。とりとめのない話ばかりであったが、知人の近況の話、hirou…

N響

ハイドン「オラトリオ」。合唱とか、人の声は、やっぱり盛り上がる。

ソニー・クラーク

ジャケット買い。2曲目がとくに最高。クール・ストラッティンアーティスト: ソニー・クラーク,アート・ファーマー,ジャッキー・マクリーン,ポール・チェンバース,フィリー・ジョー・ジョーンズ出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2004/06/0…

「しゃべり場」についての考察

「しゃべり場スペシャル」というのを見てみたら、渋谷のギャルと青森の真面目な大学生が話し合っていたので、面白かった。「しゃべり場」は最初は大変面白かったが、すぐにマンネリ化がひどくなり、長らく方向性を見失っているようだったけれど、今日のスペ…

本日の雑感

思わずフィーバーしてしまったが、今日書きたいと思ったのはまったく別のことなので、また今度書こうと思う。 今日は洗濯したあと、いらない本を売った。ブックオフで2000円弱になった。で、山口俊夫『フランス債権法』が105円で売られているのを見つけた。…

「マレビト論再考」

第四章では、マレビト論をめぐる折口信夫と柳田國男の対立について、高取なりの見解が示されている。大変、興味深い。 柳田と折口の対談で、柳田が「あなたがマレビトということに到達した道筋みたいなものを、考えてみようじゃありませんか」と述べたのに対…

『日本的思考の原型』

高取正男著。昨日読んだのだが、面白かった。「事的世界観」の出自を発見したような気がする。 宮本常一が、九学会連合の対馬調査で、村の区有文書を借り出そうとしたとき、その是非をめぐって、寄合が三日ほども続いたのだという。しかも寄合での協議は、議…

『誰も「戦後」を覚えていない』

小さな事実を少しずつ掘り下げていく、そのさりげない手付きは、「好著」と呼ぶのにふさわしい。けれど、ほぼ「名著」寸前の所までいっているとも思う。少なくとも、たしかな存在価値のある本。誰も「戦後」を覚えていない (文春新書)作者: 鴨下信一出版社/…

『労働政治 戦後政治のなかの労働組合』(中公新書)

久米著。複雑な労働組合運動の戦後史を丹念に記述していて、勉強になる。ただ、読みやすさという点からいえば、第二部の歴史叙述を最初に持ってきた方が効果的だったのではないか。理論的視点も十分に興味深いが、その面白さは、歴史的知識を前提しているよ…

ジャコ・パストリアス

聴いているうちに、なんだか良い感じになってきた。5曲目のビートルズナンバー「Blackbird」はすぐに馴染めるけど、3曲目「Liberty City」や4曲目のバッハなども、妖しいテンションの高さで、元気が出てくる。夜明けまぎわのせいか?ワード・オブ・マウス…

イエペス

ギターの音色、とっても良い。ギター名曲集アーティスト: イエペス(ナルシソ),ロドリーゴ,アルベニス,タルレガ,スカルラッティ,グラナドス,ファリャ,ソル,ダウランド,リョベート,イエペス出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック発売日: 2002…

『幻の漂流民・サンカ』

今日は宝くじを買った。空気が乾燥しているせいか、紙で手を切った。 前に読んだ本だけど、いちおうメモしとこっと。 奈良県下北山村の『下北山村史』には、サンカについての記述があり、貴重な資料となっているらしい。「奈良にはチベットがある」といわれ…

『運命』

チェリビダッケの『運命』。私はベートーベンの交響曲はあまり好きではないのだが、これは大変興味深く聴くことができた。単純に音色がきれい。音の美しさを味わっているうちに、全体の構造がすっと頭に入ってくる演奏が理想的である。 というわけで、個人的…

つづいて一首

鈍色に 揺らめく水面 寒風に 浮かべる鴨の 流れゆくさま

まず一句

寒空に 首縮こまらせ 池に 鴨

『眠れる美女』

風邪で弱っているせいか、頭がぼうっとする。それにずっと眠い。歩いているときでさえ、眠いのだ。身体も重い。 活字が頭になかなか入ってこないので、紅茶を飲みながら、川端康成『眠れる美女』を読んだ。老人が若い美少女のそばで眠る、秘密くらぶの話。 …

社会諸科学の自律

『日本の社会科学』(石田雄、1984年)より、特殊な関心からするメモ。 ドイツ国家学を摂取する場合に、その中にある自由主義的な側面は意識的に排除される傾向があった。たしかにプロシヤ型の近代的発展は国家が社会に優位するという特徴によって、社会が国…

見た

甲野善紀を見た。刀らしきものを肩からかけていた。両手がふさがっていたので、一発ぐらいなら撲れるような気もしたけれど、おそらくすぐさま返り討ちにあうだろう。 風邪。疲れた。

『尋常小学国語読本』

高木市之助述、深萱和男録。中公新書(昭和51年)。 もう5年以上前にもなるが、『尋常小学国語読本』の復刻版セットを、高田馬場近辺の古本屋で千円で入手したことがあって、パラパラと読みながら、大いに笑ったものだった。 ベートーベンはひく手を止めた…

「夜の紅茶」(1971)

このところの風邪は、お腹にくるらしい。お腹の調子がわるいと、身体も気持ちも調子が出てこない。ここ2、3日は、お腹をいたわるために、暖かい紅茶などを飲むようにしている。普段は、アメリカン・コーヒー一杯で、おそろしくテンションの上がってしまう…

少年院

ハイビジョン特集、「少年院・教官と少年たち・250日の記録」。 以前にも見たような気がするが、また見てみる。 少年法の法理念は教育刑であり、少年院も教育機関としての役割が期待されているが、そこにはやっぱり限界があるんじゃないか、という話。この限…