2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

敗北宣言

どうも自転車が見当たらない。どこに置いておいたのかの記憶もはっきりしない。 神保町でタイのカレー屋のランチを食べる。うまい。グリーンカレー、鶏の挽肉のサラダ、トムヤムクン、タピオカの入ったデザート。店員も美人。 昨日の今岡の右中間を抜けるヒ…

いまいち。不調。

本業が思わしく進まず、低調な精神の回復のために、読書にふける。昨日今日で読んだ名著が紹介しきれない。田辺茂一『わが町・新宿』(旺文社文庫)、サン=テグジュペリ=野崎歓訳『ちいさな王子』(光文社古典新訳文庫)。両方とも圧倒的にすばらしかった…

ラブレー『ガルガンチュア』

『ガルガンチュアとパンタグリュエル』第一之書。 ガルガンチュアは、父グラングジエ、母ガルガメルのもとに生まれた。母は牛の臓物を食べ過ぎたある日、急に産気づき、アナタのちんぽこのせいでこんなに苦しまなくちゃならないの、などとグラングジエと馬鹿…

ケレスティヌス5世

ダンテ『神曲』地獄篇第三歌。 見知りの顔を幾つかその列の中に認めたのち、心おくれのため大事を拒んだ人の亡霊を、私はそれと知った。 よって直ちに私は、これぞ神にも神の敵にも憎まれた陸(ろく)でなしのやからの、より集りに違いなしと悟った。 生きた…

買った本

キミーの趣味を評価するためにいずれ骨董の知識を仕入れなければならない。古美術の目 (ちくま学芸文庫)作者: 安東次男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (2件) を見る

安倍政権発足

参議院選挙前に教育基本法改正、選挙後、政権が続くようだったら、消費税論議ということでしょうか。「再チャレンジ」としきりに言っているが、自分が低学歴*1だった経緯をふまえてのことだと思われる。 安倍の口癖は「しっかりと」である。精神論の空疎さに…

パニック

『高校大パニック』という浅野温子が監禁されて尿意をもよおす場面が妙にエロティックな映画があったが、ウイルスソフトをインストールするのに大パニックを起こしてしまった。そういう自分がすごく悲しい。ちょっとよく分からないところが残っているので、…

JAZZ

とっても良い。ベース(レイ・ブラウン)とかも、このくらいシンプルなのがすき。プリーズ・リクエストアーティスト: オスカー・ピーターソン・トリオ出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック発売日: 2003/04/23メディア: CD クリック: 12回…

今日の出来事

大学時代に所属していた書道サークルのOB・OG展が上野御徒町で開かれていたので、映画の後、見に行った。かなり盛況だった。ほとんど知らない先輩ばかりだった。一時間ほどいて、秋葉原にウィルスソフトを買いにいった。秋葉原にいくと、判断能力が歪んでく…

『世にも面白い男の一生 桂春団治』

大阪弁と森繁久彌の演技が絶品。大傑作。 (108分・35mm・白黒)上方落語界に新風を吹き込んだ酒癖も女癖も悪い落語家・桂春団治が描かれた作品。舞台となる戦前の大阪ミナミの法善寺横丁を、水谷は綿密な実地調査や計測の末にオープンセットとして見事甦らせ…

そろそろ

アウトプットに取り掛かりたい時期。

国旗国歌の通達、違憲判決

<国旗国歌>学校強制に違憲判決 教職員401人が全面勝訴 卒業式や入学式などで、日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱するよう義務付けた東京都教委の通達は違憲違法だとして、都立学校の教職員ら401人が義務がないことの確認などを求めた訴訟で、東…

マーラー交響曲第三番

第六楽章は本当に感動的。詳しくは岡田暁生『西洋音楽史』を参照すべし。ここ数日、バーンスタイン・ニューヨークフィルとテンシュテット・ロンドンフィルを交互に何回も聴いていたら、やっと勘所が分かりました。どちらも本当に素晴らしい名演奏です。

ゲットした岩波新書

佐々木毅『近代政治思想の誕生 ―16世紀における「政治」―』(岩波新書、黄版)をとうとうゲット。マキャベリが共和主義者でありながら、メディチ家に接近しえたのは、なぜだったか? http://www.universal-music.co.jp/classics/3buy1get/

同じく直情主義者

吉田松陰。 かくすれば かくなるものと 知りながら 已むに已まれぬ 大和魂 こちらの場合は、辞世の句としての悲劇性がベースにあるわけだが、まあオメデタイところは同じかな。

やっぱり天才?

小泉首相の短歌。 ありがとう 支えてくれて ありがとう 激励 協力 只々感謝 こういう短歌を作ろうと考える時点で、ある種の天才だわな、やっぱり。

朱舜水先生

終焉の地。水戸学はここから始まった。

他者性をめぐる思考

友人と会って、話をしていたら、過激な論争になってしまった。そもそも私は、相手のやる気を引き出す、憎たらしい話し方が、非常に得意なのである。お題は「他者、超越性、コミュニケーション、(アイロニカルな)プラグマティズム」。皆さんもご一緒にお考…

『日本の喜劇人』

小林信彦著。「新鮮且つ鋭敏、完璧である」との色川武大の言葉通り、文句なしの名著であろう。いくつかの記述に胸があつくなった。こういった感受性は、ごく少数の人間のものと思われるだけに、それに触れていっそう感動的である。普通、分からないだろうし…

『元禄美少年記』

『柿子memo。』からの昼食の誘いを断り、フィルムセンターへ。 (108分・35mm・白黒)中村賀津雄扮する赤穂浪士の軽輩が切腹の瞬間を目前に、事の経緯を振り返る。『元禄忠臣蔵』に並び、水谷浩の描く武家屋敷を舞台とする作品の一つ。切腹の場などは参考と…

もはや名著!?『近代日本の陽明学』

小島毅『近代日本の陽明学』(講談社選書メチエ)。一般教養書としては、最高品質。読んでいてクラクラした。 アメリカのプラグマティズム、フランスの普遍主義、ドイツの教養市民理念。それぞれに功罪両面あるとすれば、近代日本で問われるべき特性とは「純…

ブルーライト横浜

横浜球場。横浜×巨人戦。先発は吉見と内海。 横浜はほとんど良いところなく、鈴木尚典と石井達朗の連続ヒットだけが往時を偲ばせた。 途中、秋空の変化を楽しんでみたりなんかして。 ところで、横浜には古い建物が多く残っている。 海。少しだけ波が高い。雲…

とある銭湯のコインランドリーにて

たしかに正論なのだが、どきつい。 「いいがかりをつける方の御利用」と来た。 光っているところは「乾燥機をこわしてお金を持っていく事はドロボーと同じです。見つけしだいかならず警察につきだします」と書いてある。 靴を乾燥機に入れる人なんているのだ…

やっぱり名盤?

たしか同じ日のテイクだったと思うのだが、Sunday at the Village Vanguardアーティスト: Bill Evans,Scott LaFaro出版社/メーカー: Ojc発売日: 1990/10/25メディア: CD クリック: 30回この商品を含むブログ (76件) を見るこれ(↑)より、Waltz for Debbyア…

フランス物

なかなか不思議な国ですね。 二月革命の回想録などを読むと面白い。7月王政のルイ−フィリップにあえてコミットしたところが泣かせ所。 写真にMontesquieuを加えるのを忘れた。

9月7日の猫ちゃん

ここら界隈では珍しい、わりと育ちのよさそうな猫。 白いところが汚れていない。

鈴木清順『殺しの烙印』(1967)

フィルムセンター。 (91分・35mm・白黒)荒唐無稽な殺しのテクニックを次々と披露、アクションというジャンルが、異才・鈴木清順の感覚を通して爽快ともいえる抽象性に踏み込んだ一つの到達点。本作発表後、日活社長・堀久作が監督との契約を止めたことにファ…

安倍晋三を正しくバカにするための論理

安倍晋三のスローガンは「美しい国、ニッポン」である。このスローガンの抽象性を嗤うのはたやすいが、この抽象性のなかに、笑ってばかりもいられない本質的問題が潜在していることには注意が必要だ。 みなさんお気づきのとおり、「抽象的なスローガン」が意…

そういえば

大学の大きい方のトイレで、「ニュートンも おのれの糞には 気がつかず」という落書き川柳を見つけた。なかなか洒落ているではないか。

書くことなし

仕事、ときどき学問。今日は運子も出なかった。 それにしてもこのブログは閉鎖的で良くない感じがしてきた。毎日書いているのだから、もっと読者フレンドリーであってよいはず、などと思ってみたりする。 読者フレンドリーどころか、運子の話を書いたりする…