2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『フランス史10講』つづき

第三共和制まで読み進める。非常に面白い。 マルクス主義的な階級闘争史観とは距離を取り、反変革(王政)―変革主体(貴族・名望家層)―民衆、の三極構造でフランス革命を記述していることは前に述べたとおり。「ブルジョワ」概念は、あくまで社会・政治的概…

蒼井優

情熱大陸を見ていたら、蒼井優ちゃんが出ていた。かわいいし、性格のとんがり具合がとても良い。『リリー・シュシュのすべて』の蒼井優は良かったし、『男たちの大和』の蒼井優はもっと良かった。生意気で、自己評価が厳しい所が良い。美人なのにヒネくれて…

UNKO

完全秘密の作業。今日は夜、催して、いつもの三倍の運子が出た。運子といえば昨晩、肥溜め用の水甕を引っ越し祝いに贈り、その水で冷奴を食べる羽目になったお調子者の落語を聴いた。

グールド

それにしても良いです。最高です。 あと、阿部謹也がなくなった。71歳だったそうだ。ベートーヴェン : リスト編・ピアノによる 「田園」(全曲)アーティスト: グールド(グレン),ベートーヴェン,リスト出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ発売日:…

落語

池袋演芸場。こじんまりしていて、なかなか素敵。 落 語 桂 米多朗 17:30 落 語 桂 南なん 奇 術 北見伸&ステファニー 講 談 神 田 陽 子 18:20 落 語 三笑亭 夢 丸 −お仲入り− 俗 曲 檜 山 うめ吉 19:05 落 語 桂 幸 丸 落 語 柳 亭 楽 輔 漫 才 新山ひで…

『山の郵便配達』

1999/瀟湘映画・北京映画/93分。監督:フォ・ジェンチイ(霍建起)/出演:滕汝駿。三百人劇場。 うわさどおりの大傑作ですね。「次男坊」こと、シェパード犬の利口ぶりにも驚いたが、なんといっても、湿気に濡れた山間の自然の美しさ。闇を駆け巡る…

鈴木清順『野獣の青春』(1963)

鑑賞。 (91分・35mm・カラー) 大藪春彦の「人狩り」を原作とし、宍戸錠が主演する鈴木清順監督によるハードボイルド・アクション。懲戒免職を受けた元刑事ジョーが、自分をかばってくれた元同僚の奇妙な死に疑問を抱き、真相究明に走るというストーリーが、…

徳山高専の事件

容疑者は犯行直後、自殺したという。私が不思議なのは、なぜ簡単なものであっても、書き置きなどが残されていなかったのか、ということだ。罪責感から自殺したというのであれば、ある種の謝罪の表明があってよいと思う。私だったらそうすると思う。あるいは…

しんどい

つらい。肩と首もこっている。散髪した。気分は変わらず。プライドが高すぎるのがイケナイんだろう。 本をニ冊買った。明日はフィルムセンターに鈴木清順の映画を見にいく。 帝王切開だかで、未来の帝王(?)が誕生。みんなが知っていた結果ですね。

やつあたり

ほとんど理由もなく最悪な気分になり、自己嫌悪に陥ってたのだが、人にやつあたりをしたら治った。ありがとう。 久々に聴いてみるが、ほんとに良い。ブルース・ムーズアーティスト: ブルー・ミッチェル,ウィントン・ケリー,サム・ジョーンズ,ロイ・ブルック…

フランス革命の生起要因

柴田三千雄『フランス史10講』(岩波新書)。思わず読み進めてしまう。 フランス革命の背景には、18世紀後半からの「大西洋革命」のなかで、「特権的中間団体の王権への抵抗、経済発展を背景にもつブルジョワ層の上昇、民衆騒擾」の三要因が生じてきたこと…

Marxの限界

『経済学哲学草稿』より。 対象的世界の実践的な産出、非有機的な自然の加工は、人間が意識を持った類的存在であること、即ち、自己の本質としての類に、あるいは類的存在としての自己に関係する存在であることの確証である。……動物は単に直接的に肉体的欲求…

いまいち

何となくイマイチだ。ここ数日はとくに。スランプの兆候かもしれない。 第一、何かが楽しみ、ということがない。少なくとも、思いつかない。あらゆることがマンネリ化しているようにも思えるが、もともとマンネリを好んでいたのだから、「マンネリのままでは…

『ウェブ進化論』

ベストセラー速読。売れているだけのことはあって、大変わかりやすい。「Web2.0」という言葉の意味をようやく理解した。全体の論旨にも納得できた。 それにしても、アメリカ人のプラグマティズムが持つ起爆力には恐ろしいものがある。これは旧著『シリコンバ…

欺かれる小市民階級 格差や階級は学問界にもある。社会科学の上流学問はなんといっても歴史も古く、数理モデルなどで洗練された経済学だろう。それに対して社会学は、歴史も新しく、対象も雑多であやしげである。下流学問とはいわないまでも、せいぜい新興中…