2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

12945ポイント。26550+12945=39495。

女子の国はいつも内戦 (14歳の世渡り術)作者: 辛酸なめ子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/03/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 91回この商品を含むブログ (42件) を見る笑えるが、なかなかの名著。文庫化してほしい。タイトルも卓抜。ちく…

くたばれジャイアンツ

クルーンの押し出し四球について、原がどうしようもないコメントをしている。 原監督も「微妙なコースであるならばストライクと判定しなければいけない球。仮に逆の立場だったとし、ストライクとされ、勝ち越すことができなかったとしても文句は言いません。…

昭和の日

昭和の日。昼頃、NHKで「昭和天皇が崩御した日」の特集をやっていた。戦争体験者の話で多く聞かれたのは、「昭和天皇が戦争責任について謝罪していたら、せめて納得できたのだが…」といった意見。 この意見からうかがえるのは、戦後日本のナショナル・アイデ…

部屋のキャパに対する蔵書量が危険水域に達しつつあり、「いらない家具は捨ててしまおう」と粗大ゴミセンターにTEL。5月14日に業者がやってくる。 帰り道、家から3分くらいの場所に区立中央図書館が新築されているのに気付き、驚いた。6月末のオープンだ…

「なぜ、今、幼馴染なのか?」(笑)

現在、若者たちの間で人気の、恋愛物のアニメやゲームは、物語的な展開の豊かさを徐々に削ぎ落としつつ、きわめて高い比率で、一つの設定を共有している。恋愛する若い男女は、しばしば幼馴染なのである。……なぜ、今、幼馴染なのか?ここに投射されているの…

阪神が巨人にサヨナラ勝ち。赤星の活躍が目覚ましい。今岡の気まぐれ代打ヒットで追い上げるも、フォードがありえないゲッツーを喫し、「こりゃ負けだ」と一度は諦めたのだが、その後のスポーツニュースでクルーンが自滅したことを知る。押し出し四球のクル…

昨晩、Hiroumixから「聖火リレー見にいかないか?」と突然メールがあり、「疲れそうだし、明日はアキバのブックオフに行くよ」と返事すると、「ボクとの思い出づくりより古本?」と女みたいなメールがきたので閉口する。明け方、「大宮まで行ったが新幹線が…

稲垣浩『日本誕生』(1959)

(124分・35mm・カラー)原作:「古事記」「日本書紀」(8世紀前半)日本神話の世界に正面から挑み、「東宝映画1000本製作記念映画」と銘打たれたオールスターのスペクタクル映画。ダイナミックな時代劇で定評のある稲垣浩らしい迫力ある作品になっており、…

13085。13465+13085=26550.

『飢餓海峡』の補足

『飢餓海峡』は「成り上がり者が貧乏時代の過去を抑圧する定型」に沿っていたわけだが、マサッチの本を読んで、この定型を支える生活感情のリアリティーに深く思いを致さなかった自分を恥じたよ。 こうした構成の反復が暗示しているのは、「六〇年代」の成功…

石川文康『カント入門』(ちくま新書)を買い直して読んでみたのだが、これがなかなかの良書。アンチノミー論を中心とする『純粋理性批判』の解説。ただ、「悟性に固有なア・プリオリ概念」たる「カテゴリー」を巡ってその客観的妥当性を跡付ける試みは、新…

サドと博物学と日記

坂部先生の『「ふれる」ことの哲学』のカント論を読み終える。「サドとカント」をめぐる章での、次の一節があまりにも深い。 人間理性の基本構造についてあれほどつきつめた抽象的思弁をよくしたカントが、他面でしつようなまでに感性界の身近な個々のことが…

メアリー・ハロン『ベティ・ペイジ』(2006)

THE NOTORIOUS BETTIE PAGE アメリカ映画 英語 1時間31分 監督: メアリー・ハロン 出演:グレッチェン・モル、クリス・バウアー、ジャレッド・ハリス、サラ・ポールソン 今なおファッション・カルチャーのポップ・アイコンとして多くの人を魅了するベティ・…

ネット規制

<ネット有害情報>関連大手5社、規制強化法案に反対表明(4月23日20時25分配信 毎日新聞) ネット関連大手のマイクロソフト、ヤフー、楽天など5社は23日、自民党の青少年特別委員会(委員長・高市早苗前少子化担当相)が議員立法を目指す出会い系サイト…

裁判員制度

「山口の事件で死刑判決がほぼ確定、来年度の裁判員制度にも影響は必至」とのニュースを聞いて、キミーが尋ねてきた。 キミー「裁判員制度ゆうたら何や?」 わたし「重大事件の裁判に素人が加わる仕組みや」 キミー「何でそんなことするねん?素人ゆうたら、…

Yちゃんらと面会。姪とは初対面。 しまじろう(子どもチャレンジ)、アンパンマン(or機関車トーマス)の威力(ビデオ教材)に驚愕する。 チーチーパッパに間に合わず、残念至極。

NHK「病の起源2」

ネアンデルタール人は体毛があったので、暑いジャングルを移動するのが苦手だった。 そこで進化上、体毛を薄くし、発汗による体温調節をするようになった。だが今度は紫外線を防げなくなった。 ホモサピエンスは皮膚の下にメラニンを貯え、紫外線をブロック…

キミーの拠点(豪華設備)見学。お婆さん、非常に元気。

奈良町の古本屋をめぐってレアな文庫本を二冊ゲット。『アメリカの大学』『私の読書と人生』。 その後、食事会にて、他人から大いに評価される。

新幹線で大阪へ。会場はお医者さんばかり。何はともあれ目出度いことです。 終了後、友人連中と難波で飲む。N君によるとぼくは、「伊坂幸太郎の小説に出てくる響野さん」というキャラクターに似ているらしい。ちなみに中高時代の友人は、僕のことを奇異な存…

朝11時半にフィルムセンターに行ったら、もう『にごりえ』(今井正)は見られないとのこと。後期高齢者達の悲鳴とともにひとしきり悔しがったあと、池袋へ。 内田吐夢はやっぱり凄いわ。一乗寺下松の決闘で、宮本武蔵が彫った仏像の身体から、血が滲み出るシ…

内田吐夢『飢餓海峡』(1965)

(182分・35mm・白黒)内田・鈴木コンビの集大成でもある日本映画史上の名作。「しっかりした叙事の骨格を持って、表現は叙情がいいねぇ」という内田の言葉は若き鈴木の心を大きく動かしたという。当初完成版があまりに分数が長かったため、短縮するかどうか…

13465。start、来週処理。

「大きな物語」はなくならない

「論壇」の権威低下を「大きな物語」の崩壊と同一視する、頭の悪い人たちについて先日言及したが、ゴダールの映画を見たり関連本を読んだりして、ひとつ重要なことに気付いた。 ポストモダンにおいて「大きな物語」は失われた、との了解があるが、これは大き…

映画を見たくて仕方がなかったが、グッとこらえて勉強。映画も面白いが読書も面白い。「志」重視の人生ゆえ*1、こういう贅沢な悩みも発生するわけだが。 *1:その代り、他の色んなものを軽視している。

ジャン=リュック・ゴダール『はなればなれに』(1964)

(1964年 フランス 96分)監督・脚本 ジャン=リュック・ゴダール 原作 ドロレス・ヒッチェンズ 撮影 ラウール・クタール 音楽 ミシェル・ルグラン 出演 アンナ・カリーナ/サミー・フレイ/クロード・ブラッスール/ルイーザ・コルペイン http://www.bowjap…

ジャン=リュック・ゴダール『彼女について私が知っている二、三の事柄』(1966)

(1966年 フランス 90分)監督・脚本 ジャン=リュック・ゴダール製作 フランソワ・トリュフォー/ジャン=リュック・ゴダール 撮影 ラウール・クタール 出演 マリナ・ヴラディ/アニー・デュプレー/ロジェ・モンソール/ラウール・レヴィ/ジャン・ナルボニ…

東西線で早稲田松竹に行こうと思ったら、間違って「早稲田」で降りてしまい、映画館まで走る羽目に。「汗をかくようなことはしない」がポリシーなのに汗みどろになってしまった。

ドイツ語文献を読みたくなって今頃チーチーパッパなのだが、新鮮だし面白い。分かっている人に説明してもらうと、自習より20倍は理解が深まる。進度が物凄く高速なのも快適な気分。 skmt君に偶然遭遇。若松映画のコメントの存在を教えてもらう。坂部先生の『…