2008-04-19から1日間の記事一覧

朝11時半にフィルムセンターに行ったら、もう『にごりえ』(今井正)は見られないとのこと。後期高齢者達の悲鳴とともにひとしきり悔しがったあと、池袋へ。 内田吐夢はやっぱり凄いわ。一乗寺下松の決闘で、宮本武蔵が彫った仏像の身体から、血が滲み出るシ…

内田吐夢『飢餓海峡』(1965)

(182分・35mm・白黒)内田・鈴木コンビの集大成でもある日本映画史上の名作。「しっかりした叙事の骨格を持って、表現は叙情がいいねぇ」という内田の言葉は若き鈴木の心を大きく動かしたという。当初完成版があまりに分数が長かったため、短縮するかどうか…