2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

イェジー・カワレロウィッチ『尼僧ヨアンナ』(1961)

MATKA JOANNA OD ANIOŁÓW (108分・35mm・白黒)1962年4月日本公開(ATG共同配給)。かしこ夫人の熱心な奨励と東宝の出資により、世界のアート・シネマ普及を強化させるべく、全国の中小映画館10館の連合組織である日本アート・シアター・ギルド(ATG)が発…

上杉隆『ジャーナリズム崩壊』

「日常の取材活動を通じて相互の啓発と親睦をはかること」(日本新聞協会)と1978年に規定された記者クラブ制度によって、日本のジャーナリズムは壊滅状態にある。とくに政治権力との癒着は目も当てられない。記者クラブを解放したうえで、ジャーナリスト個…

ヴィリ・フォルスト『マヅルカ』(1935)

MAZURKA (94分・35mm・白黒)1936年5月日本公開。殺人者による回想シーンを大胆に使ったストーリー運びが特徴的なフォルストの監督第3作で、封切当時はストーリーを明かさない斬新な宣伝手法がとられた。渡米の後スクリーンから遠ざかっていたポーラ・ネグ…

姉から甥っ子とお婆さんのツーショット写メが送られてきた。甥っ子、超カワイイ*1。二人ともたぶん同じくらいの知能だろう。 最近、ボクは人に会うたびに「面白いマンガない?」と尋ねまわっているのだが、本当に、面白いマンガはないだろうか?『げんしけん…

川島雄三『喜劇 とんかつ一代』(1963)

(94分・35mm・カラー)東京・上野を舞台に、高級な洋食店と庶民的なとんかつ屋の確執をエネルギッシュに描いたコメディで、松井八郎作曲の愉快な「とんかつの唄」は主演の森繁自らが歌っている。怪しげなクロレラ研究者三木のり平をはじめ、脇役陣も芸達者…

社会史の視点

二宮宏之『マルク・ブロックを読む』(岩波書店、2005)はとても面白かった。『王の奇跡』*1『フランス農村史の基本性格』『封建社会』の内容も分かる、超お得な一冊。集合表象論にコミットしているボクとしては、アナール学派の知的出自も詳しく確認できて…

雨が振るだろうと思って、傘を持って行ったら、雨が降らず。いったん帰宅して、雨が降らないだろうと思って出かけると、大雨が…。ちぐはぐ。自己規律の方向性を見失い、生活もちょっくら低調。 冷蔵庫で開封済みの「ブルガリアヨーグルト」を食べると、ハッ…

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不如意な一日

小さなことが上手くいかず、低調だった。アイスティーが一滴、本にかかって、心が傷ついた。6000円もする本なのに。雨だし。湿度も高いし。 早めに帰宅し、バーバー「弦楽のためのアダージョ」を聴く。『プラトーン』という映画の冒頭で印象的に使われていた…

『ダークナイト』の補足:天使って何?

中原昌也が「SPA」で『ダークナイト』を高く評価していた。『ドクトル・マブゼ』も紹介されている。 ジョーカーの悪魔性についても絶賛されていたが、「悪魔」というのは堕落した天使(fallen angel)であるから、この特異なキャラクター性を理解するために…

宇野常寛『ゼロ年代の想像力』(早川書房)

サブカル批評として、とても良く書けている。文章もうまい。以下、memo。 …九〇年代後半は戦後史上もっとも社会的自己実現への信頼が低下した時代として位置づけられる。/社会的自己実現への信頼が大きく低下した結果、「〜する」「〜した」こと(行為)を…

神保町巡り

ひさしぶりに神保町。何だかんだいって、行けば買うものが見つかる。京極純一『和風と様式』(東大出版会)、桑島秀樹『崇高の美学』(講談社選書メチエ)、原武史『昭和天皇』(岩波新書)、岩田靖夫『いま哲学とはなにか』(岩波新書)などを購入。 『崇高…

ウェス・アンダーソン『ダージリン急行』(2007)

THE DARJEELING LIMITED 短編「ホテル・シュバリエ」13分+本編1時間31分 出演:オーウェン・ウィルソン、ジェイソン・シュワルツマン、エイドリアン・ブロディ、アンジェリカ・ヒューストン 父の死をきっかけに、疎遠になっていたホイ…

『アイザイア・バーリン』

M・イグナティエフ『アイザイア・バーリン』(みすず書房)を読了。彼の人生が終結を迎えるラスト2章では、ほとんど泣きそうになってしまった。傑作映画を見ているような、最上級の読書体験が得られる。 バーリンが独特なのは人間の分裂性〔dividedness〕を…

東下り

東に下る。途中、京都BALのジュンク堂書店で、『アエラムック 憲法がわかる。』を購入。三条の六曜社でコーヒー。京都って感じの良いカフェ。 それにしても京都の文化的雰囲気は本当に素晴らしい。関西に戻るなら、京都に住みたいくらいだ。数日前、「ロード…

五輪閉幕

大河ドラマ『篤姫』が面白い。皇女和宮(堀北真希)が家茂(松田翔太)の所へ降嫁して、篤姫(宮崎あおい)と対決する。宮崎の演技も見事だが、松田翔太にやはり大器を感じる。 子供の頃の写真を久方ぶりに発見。昔の自分はとても可愛らしく、今では考えられ…

星野JAPAN撃沈

昨日の韓国戦敗退に引き続き、今日もアメリカに敗れる。いっそせいせいする。敗因を一言でいえば「気合いの空回り」だろう。星野が怖くて、選手が萎縮しちゃってたんじゃないか? 『ダークナイト』のネット評をいくつか見てみる。やっぱり、語りを誘発する作…

写真

強烈キャラ

関西旅行のS君とhiroumix氏とともに奈良散策。涼しいので良かった。興福寺国宝館、東大寺大仏殿、二月堂、三月堂、春日大社など。 ウチの実家で夕飯。初対面のキミーがいきなり二人にユダヤ陰謀論を吹っ掛ける展開。流石のhiroumixも、「想像を超える強烈キ…

クリストファー・ノーラン『ダークナイト』(2008)

監督・原案・脚本:クリストファー・ノーラン 出演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、マギー・ギレンホール、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、エリック・ロバーツ、アーロン・エッカート なんばシネマパークス。…

古本とか

天地書房(なんば店)で専門書を購入。難波でもうひとつのブックオフを発見し、安い目の東洋文庫がたくさんあったので、『洋楽事始 音楽取調成績申報書』『昔夢会筆記 徳川慶喜公回想談』など、4冊を購入する。 『ダークナイト』でも見られた(欧米流)善悪…

東海道四谷怪談

中川信夫監督。録画したDVDがあったので鑑賞する。市川崑風の鮮やかな色遣い、シネマスコープを生かした画面構成などに、かなり感銘を受けた。毒を盛られたお岩さんが櫛で髪をとくシーン、戸板返しで真っ赤な血が広がるシーンが、とてもすばらしかった。 い…

なんばグランド花月

あべこうじ、海原やすよ・ともこ、Wヤング、中川家、オール阪神・巨人、桂文珍。文珍がニヒリスティックな雰囲気で良かった。オール阪神・巨人もさすがだったが、新喜劇も面白かった。 「目指せ!うどんの金メダル」作・演出 佐藤トモ ストーリー :ここは…

ツタヤ

久しぶりに本読み。面白い本はやはり面白い。気分がスッとする。 郊外型文化を観察するべく、ツタヤ内の本屋を偵察。「普通の本屋はつぶれて、いまはこんな風になっているんだなぁ」とツタヤにまったく足を踏み入れない自分は思った。 しかし郊外型ショッピ…

プール

山の中腹の屋外プールで泳ぐ。気持ちいい。このところ0歳児〜3歳児と同じことしかしていないので、完全に夏休み日記化しているけれど、とても楽しくて素敵である。 オリンピック。野球は韓国に敗北。男子100mの世界記録がすごかった。

よもやの大人気

国立博物館まで、仏像を拝みにいく。 途中、奈良まちの古本屋でドイツ語の本を購入。商店街に「せんとくん」とは別に「まんとくん」という謎のキャラクターが出現していて驚いた。 「せんとくん」着ぐるみデビュー前から大人気! 平城遷都1300年の平成2…

遊園地

山の上はさすがに涼しい。 こちらは奈良。 こちらは大阪。明石海峡大橋、淡路島も見える。 子供と水鉄砲の乗り物、アンパンマンの車に乗った。 夜景。ややブレ。

大仏

子供と大仏参拝。少々ひびり気味。鹿を触ってアレルギー発生。 それにしてもロードサイド文化?の活況である。

甥っ子

頭のおかしい人のふりをしてずんずん近付いていくと、キャッキャッと喜ぶ。3歳児萌え。

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