日常

シネマヴェーラ。やっぱり昔の日本映画っていいよな、と幸せな気分になる。久我美子が素晴らしかった(悪役だけど)。 冒頭で妙な歌う美輪明宏。トランスジェンダーという便利な言葉が発明されるまでは、「奇形としての自分を受け入れる」ぐらいしか、自己承…

飲み会。悪酔いしている先輩をみて、生活の荒み具合がありありと想像できてしまった。人生がここまで荒んでしまうことはありうるし、これほど荒みきらないうちに、転機を探ることもまた必要なのではないか、としみじみ思われてくる。成功モデルにとらわれて…

最寄り駅までの途中、廃品回収業者を見つけたので、「ちょっとウチまで走ってくれますか?」と助手席に乗り込んで、壊れたパソコンとテレビを引き取ってもらった。スッキリ。業者の兄ちゃんは格闘技をやっているのか、自分がブツを運んでいるあいだ、シャド…

気分がわるい。急に寒くなるのとか、やめてほしい。何か小説を読もうと思って探したのだけれど、何を読んだらいいのか思いつかなくて、また桐野夏生の文庫本を買ってきてしまった。 『ヒストリエ』第5巻。謎の男の正体はフィリッポス。といっても、前巻の内…

電車の中で、レヴィナス『全体性と無限』(岩波文庫)の訳者解説(熊野純彦)を読む。他者を「理解する」ことの倫理的な問題性について。以下、読まなくてもいい引用。 他者を「理解」することも、もちろんありうることだろう。とはいえ他者はその理解を踏み…

桐野夏生『残虐記』(新潮文庫)。精神衛生のために読んでみたのに、逆に気分がおかしくなった。少女が一年間監禁される話。 …私は夜の夢を紡ぐことによって、勘の鋭さを身に付けつつあった。嘘ではない。小説家になってから、私の直感は一度として外れたこ…

ずっと不振だったイチローの劇的な決勝タイムリーで、侍JAPANがWBC優勝。シャンパンファイトの様子を見ていると、やっぱり体育会系っていいよなぁ、と素直に思う。 自分も体育会系的メンタリティーを持っているつもりなのだが(いちおう本気)、それを前面に…

リリー・フランキーとみうらじゅんの対談(「グラビアン魂」BT出張版)。 L 撮影現場で篠山さんは、すごくいやらしい目で被写体を見てるんでしょうけど、出来上がった写真は違う。とてもかわいらしくて、女の子への幻想を男に抱かせる写真なんですよ。だから…

最寄り駅前のアーケードには、週3回ほどニセ浜田省吾(浜田省吾のコスプレをして浜田省吾の歌を歌っている)が出没し、私に向かって、信じられないほど下手くそな歌を歌いかけてくる。ああ、これは耐えられない、と思いつつも、自己満足なんてそんなもんだよ…

ブログの設定について、いろいろと実験してますが、あまり気にしないで下さい。

酔っぱらっているのでうまく頭が働かないのだが、jtmさんからコメントをいただいたので、「難関男子校」である母校について、ちょっとだけ書きます。 昨日も話題になったのだが、わが母校は偏差値が高くて、それがどのくらいかというと、私が高3だったときの…

プチ同窓会@上野。H氏、shou氏、skmt氏、新機軸のzima氏。 zima氏はいつも私をボケ役にあてがうので、文学部出身者同士のサロン的会話において、わたしが決してボケ役にとどまらないこと、ただ単に面倒くさいキャラではないことを見せつけようという個人的…

週刊誌の大学入試情報をチェック。母校の関東志向はどうやら高まっている様子。タイガース人気が全国区になったのは、関西の地盤沈下と相即的だった、と井上章一が指摘していた記憶があるが、東京一極集中の波には逆らえないということだろう。 本屋で子ども…

正真正銘のバカ(げんみつに関西弁的な意味でのバカ)のために時間と労力を費やす羽目に陥り、ハラワタが煮えくりかえった。だいたい「バカな人間」の場合、どこかに深刻なコンプレックスを抱えていたりして、「よく考えれば可哀想な人だよね〜」などと心理…

超ひさびさにバッティングセンターで気散じ。意味不明に絶好調。 スパの対談で坪内が、映画体験は一回的なもので云々、と蓮實の映画批評・批評をしていたのだが(ディテールの間違いと記憶の固有性擁護の文脈で)、蓮實は映画を二回以上観てから文章を書くら…

世論調査によると、国民の半数は「小沢は辞めた方が良い」と判断しているらしい。バカだ。国民はバカだ。 わたしは小沢が首相になってメチャクチャやってくれることを切望しているのだが、ついでだから個人的な党派性について正確なところを表明しておくと、…

しょうもないアレコレのことが、いちいちストレス源になって自分を苦しめている気がする。スカッとなる新機軸はないものか。

ちょっくら運動。筋肉痛になるかも。タイ料理屋でカレーを食う。 エグザイルの人数が増えたらしい。ホームページが面白い。 WBC予選で日本が韓国にコールド勝ち。星野ではなぜ勝てなかったのかを日本国民は今こそ思い返してもらいたい。

小沢の検察批判が不適切との批判があるようだが、ちょっとよく分からない話である。山本一太参院議員のブログでは「「三権分立」の民主主義国家である日本で、最大野党の党首が言う言葉ではない!!(苦笑)」(3月4日)と書かれ、民主党の前原誠司も同趣旨…

小沢の秘書が逮捕。手続き面での秘書のチョンボだと思われるが、利益供与がないのであれば、どう考えたって大した問題ではないだろう(この時期に逮捕するほどの問題ではない)。真相はまだ分からないが、鳩山総理とか、菅総理とかってのは、どうもねえ(岡…

前の花粉症の薬は、飲むと死にたくなる感じだったのだが、違う薬を飲んでみたら、今度は眠くて眠くて仕方がない。死にたくなる薬よりは、死んだように眠れる薬の方が何倍か幸せだが、ちょっと日常生活に支障があるかも。 『十戒』の特撮はしょぼいので、テレ…

やたらと眠い。 ネコを撮影しようと思ったのだが、動きまわって自然なショットが撮れないので、強引に顔を固定。 いかにも面倒くさそうな表情だが、ブログも性格も面倒な人間なのだから諦めたまえ(←しつこい)。 ちょっと太りすぎだな。

花粉アレルギーの薬の副作用のせいで、あらゆることが不快になって、たいへん苦痛だった。あらゆることのうち、自分が一番不快の対象だったりするのは、大殺界(細木数子)の只中にいる証拠であろう。朝青龍の担当医師に診察してもらったら、「うつになる3…

キーボードが…

キータッチの激しい奴は死ねばいい(大意)と書いた途端、持ち運び用PC(dynabook)のキーボードが突如としてペコりだした。キーを打つと、キーボード上部が全体的に沈み込み、ペコペコした感じになるのです。オレほどソフトタッチな人間はいないのに…と恨…

パソコンのEnterキーを必要以上に強く叩く人がいるが、あれはどうにかならないものか。すぐにパソコンが壊れるとか、祟りに見舞われて地獄に堕ちるとか、デスノートに名前が記載されるとか、そういうネガティブサンクションを工夫した方がよいと思う。わたし…

近代化に起因する生活慾の昂進は、道義慾を崩壊せしめた。信仰の支えのない日本において道義的たらんと欲する者は、防衛的な自意識の病をこじらせたあげく、結局は生活慾の前に拝跪するか、そのことを認めず自己正当化の論理をでっち上げるか、偽悪的な振る…

プロタゴラス的相対主義を信奉する人間を前にして、ギャフンと言わせることはかなりやっかいな仕事だが、ギリシア的伝統においては「根拠への遡及」は見られても、「世界の外部」への感受性は存在しない。プロタゴラスの相対主義は、徹底性を欠いている。他…

NHKスペシャル「うつ病治療 常識が変わる」を視聴。精神科の無原則な薬の処方が患者の症状を重篤化させている現状が告発されていた。自分もずっとうつ病の薬の処方は安易なのではないかと疑ってきたので、「やっぱり」と思うことが多かった。精神科医なん…

最近普遍論争について復習してみたのだが、個と普遍のプライオリティという問題構成ではなく、「個物における普遍者の分有をどう理解するか(個に汲み尽くしえないもの、事物における普遍)」の問題として捉えた方がよい、というのがさしあたっての結論であ…

日能研のリュックを背負った塾帰りの小学生が帰りの電車の中に3人いて、揃って下車しようとしていたのだが、お腹の肉が邪魔をして座席の下に置いてあった荷物を取れずに降車しそびれた肥満児が一人だけ車内に残って、何となく面白かった。 それで思い出した…