2008-08-31 上杉隆『ジャーナリズム崩壊』 「日常の取材活動を通じて相互の啓発と親睦をはかること」(日本新聞協会)と1978年に規定された記者クラブ制度によって、日本のジャーナリズムは壊滅状態にある。とくに政治権力との癒着は目も当てられない。記者クラブを解放したうえで、ジャーナリスト個人の責任で発信される、分析的な調査報道が望まれる(経営と編集の分離も大きな課題)。 相変わらずの筆力で、非常に重要な問題を扱っている。おすすめ。ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)作者: 上杉隆出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/07/01メディア: 新書購入: 10人 クリック: 308回この商品を含むブログ (165件) を見る