上杉隆『ジャーナリズム崩壊』

「日常の取材活動を通じて相互の啓発と親睦をはかること」(日本新聞協会)と1978年に規定された記者クラブ制度によって、日本のジャーナリズムは壊滅状態にある。とくに政治権力との癒着は目も当てられない。記者クラブを解放したうえで、ジャーナリスト個人の責任で発信される、分析的な調査報道が望まれる(経営と編集の分離も大きな課題)。
相変わらずの筆力で、非常に重要な問題を扱っている。おすすめ。

ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)

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