2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

セロニアス・モンク

ジャズを聴くと癒される。さいきん『クール・ストラッティン』をはじめ、ジャッキー・マクリーンがなかなか良いと思えてきた。CD屋に行って、ジャッキー・マクリーンのCDを探したが、結局これを買った。『バグス・グルーヴ』好きなので。ジーニアス・オ…

「レグレットする自己」の生起条件仮説

マンガをネタにインテリ的言動に及ぶ、ましてや丸山眞男などに言及するというのは、スノッブ的振る舞いの極致であるかもしれないが、そんなことはまあ気にせずに、『福沢諭吉の哲学』(岩波文庫)所収の「福沢諭吉の人と思想」より引用。 …繰り返し言います…

ハチのリグレット

TVで映画『NANA』が放映されていたのを、ほんのちょっとだけ見た。 いま深夜アニメでやっているのはナナの回想形式部分だが、前半部は聞いていたとおりハチの回想部分である。宮崎あおいちゃんのナレーションが入っていた。ちょっと思ったのは、宮崎あ…

絶対読もう、『これが憲法だ!』(朝日新書)

大推薦したい一冊。きちんと理解するには教養が試される面もあるように感じるが、ここでの知識を前提として政治的討議がなされるようになれば、世の中もっと明るくなると思いますね。 杉田 …いわゆる改憲論が九条をめぐって盛り上がる究極のところには、民主…

平出鏗二郎『東京風俗志』(1899〜1902)

田舎の人は子どもを学問させるなら東京でと考える。実際、東京にはさまざまな専門教育機関が発達している。だが江戸っ子の卑しい人品を考えても、東京が普通教育において効果を上げているとは言いがたい。とくに小学校の整備はほとんど進んでいない。明治29…

革命の主観的条件

書くことがないので、前に言っていた「革命の主観的条件」について引用する。大澤先生。相変わらず意味不明だが、部分的には教えられることが多い。 レーニンは、ベルンシュタインに激しく反発し、有名な『何をなすべきか?』を出版した。レーニンの立場を浮…

溝口健二『楊貴妃』(1955)

ほんとは『山椒大夫』を再鑑賞する予定だったのだが、頭がぼうっとして普段の5分の1くらいの回転速度しかなく、のろのろしていたために見られなかった。代わりにこれを見た。 (91分・35mm・カラー)溝口の初のカラー作品で、香港のショウ・ブラザーズとの…

気分が乗らない

頭がぜんぜん働かないのでひたすらぼうっとするしかなかった。岡崎武志『古本でお散歩』『古本生活読本』(ちくま文庫)を八重洲地下街で買って、フィルムセンター近くのエクセルシオールでコーヒーを飲みながら眺めていた。頭つかわなくていいし、ちょうど…

気分がすぐれない

やる気が起きない。精神的にガソリン切れのようだ。張り合いがないなあ。 規制改革・民間開放推進会議の調査を色々と見てみた*1。調査設計が可もなく不可もなくという感じで、どちらかといえば不可である。属性データがきちんと取られていないので分析の仕様…

国保

NHKの再放送。多くの自治体では国民健康保険の収支が悪化しているらしい。中曽根のときに国庫負担分を減少させ、それに対応すべく保険料を値上げしたところ、滞納者が増えるようになった。また、もともと農家らが多くを占めていた国保加入者のなかで、失業者…

『「近代日本文学」の誕生』

坪内祐三。ほぼ読了。 面白かった。『考える人』(新潮社)や『同時代も歴史である 一九七九年問題』(文春新書)も最近読んだが、一つの文章が長すぎて辻褄合わせに陥っているような章もあった。本書くらいに短いと、そのなかに必ずコンパクトな発見が盛り…

『評伝 柳宗悦』

読み進めてみると期待以上に面白い。何よりも柳の志の高さに驚かされる。白樺同人との関係性や、ロダンあるいは後期印象派への熱狂などもさらに深く知りたいところであるが、柳の思想がウィリアム・ブレイクとの出会いを契機にいっそう堅固なものとなった経…

『のだめカンタービレ』

仕事がけっこう長引き、後半をすぎてからやっと見る。ブラームス『交響曲第一番』、バッハ『マタイ受難曲』、バーバー『弦楽のためのアダージョ』と来て、千秋の飛行機事故のトラウマの乗り越えが図られる。玉木の演技はやはり見ごたえがある。上野樹里もか…

部屋の片付け

洗濯。本の整理。本を売却。一日が終わる。 水尾比呂志『評伝 柳宗悦』(ちくま学芸文庫)、坪内祐三『「近代日本文学」の誕生』(PHP新書)を買う。 風呂掃除はまた明日やろう。評伝 柳宗悦 (ちくま学芸文庫)作者: 水尾比呂志出版社/メーカー: 筑摩書房発売…

秋の鎌倉散歩

もう冬なんじゃないの?と思いつつ、北鎌倉駅。とりあえず人込みを避けて明月院まで歩く。 明月院。美しいですね。紅葉の時期は裏側にも回れます。 椿も咲いてますね。 紅葉といえばカエデ。陽光が暖かい。 落ち葉もきれい。 七つあるという切り通しのうちの…

「人生はツジツマ合わせ!そう、これでいいのだ!!」

昨日紹介した赤塚不二夫先生の人生相談だが、次のような主張にもグッときた。 …でね、これだ!って決めたら投げ出さずに最後までやる。それが男としての最低のルールなの。前に野坂昭如が言ってたよ。「オレはできないことでも引き受けるが、最後にツジツマ…

教育再生会議は再生不可能

溜まった鬱憤をBC(バッティングセンター)で晴らす。2セット分、打球を叩きのめす積もりでバットを振る。ちょっとだけすっきりした。 読んでみるか、と教育再生会議の議事録を精読してみたのだが、出席者のあまりの知的レベルの低さに、呆れて物も言えない…