2006-12-23から1日間の記事一覧

川上弘美『真鶴』

読了。 いずれも感想は明日書き足します。

溝口健二『夜の女たち』(1948)

これも佳作。 (73分・35mm・白黒)敗戦直後の焼け跡に生きる3人の女の凄惨な生き様を描き、戦後溝口の本格的な復活を告げた傑作である。この時代はそうした女性たちを扱った小説の映画化がいくつかあったが、久板栄二郎の原作による本作は特にヒットしたと…

溝口健二『赤線地帶』(1956)

傑作。 (85分・35mm・白黒)溝口健二の遺作。題材としては『夜の女たち』に類するが、当時国会で討議中だった「売春防止法案」を視野に、溝口の弟子筋に当たる脚本家・成沢昌茂がシナリオに仕上げた。赤線廃止前夜の娼館にさまざまな事情で吹き寄せられてき…