立石書店

探し物が見つからず、仕事もうまく運ばず、いらいら。早稲田へ。
立石書店に寄る前に、古書現世に寄った。テレビ関係の珍しそうな古本がけっこうあったので、hiroumixなんかは一度のぞいてみる価値があるとおもうよ。橋本先生の『階級社会』を半額ほどで買ってから、立石書店へ。

オープン時刻よりわずかに早い目に着いたが、もうたくさん人がいた。でも、おもったよりは少なかったかな。といいつつ、店内はそんなに広くないので、けっこうな人込み。やはりそれなりに渋い本が揃っている。

  • 森田美比『茨城県農民教育小史』ふるさと文庫
  • 樫村勝『茨城師範学校史』ふるさと文庫
  • 渡辺宏『日本幼児教育の先覚』ふるさと文庫
  • 羽田松雄『教育生活の回想』ふるさと文庫
  • 横島広一編『菅生村の教育』筑波書林
  • 山川菊枝『覚書 幕末の水戸藩岩波文庫

水戸シリーズで固める。というか、こういう史料を買う場合、自分がそれを生かす資格のある人間かどうか、どうしてもためらいが生じる。『菅生村の教育』では、明治以降の村の教員人事、俸給がすべて網羅され、学校行事なども編年的に記録されている。なかなか興味深い史料だ。『茨城県農民教育小史』では、橘孝三郎の愛郷塾などを、学校制度史的に振り返るための知識が得られそう。山川菊枝の本は『近代日本の陽明学』でも取り上げられていた。
水戸物以外では、

を買う。それぞれ150円、400円、350円、200円。ていうか、岡野弘彦の『折口信夫の晩年』をまだ紹介してませんでしたね。
思い出づくりに、早稲田大学近くのローカリティー濃厚な定食屋で、豚のしょうが焼き定食のようなものを食べた。値段がめちゃくちゃ安い。カロリーも濃厚。早稲田の大学生がいっぱいいて、アルバイトがタイ人だか中国人だかで、そこだけグローバルだった*1

早稲田大学で猫を見つけた。すばしっこく動き回るので、影のようにうつっている猫もいる。

早稲田大学の構内を抜けて、都電に乗った。車中、山口昌男の本をだいたいざっと読んだ。

*1:「安い学生食堂」というローカル文化を守るために、人件費を抑えているからだろうか?