高見順『昭和文学盛衰史』
膨大な人名が出てくる。人名索引がついているのは便利。
ほとんど反応しきれないけれど、昭和文学の背景には思想と文学との緊張関係が存在していた、というストーリーだと思う。横光利一と同部屋で寝たときの会話、折口信夫のエピソード、島木健作の「健食」と丸山真男の「健脚」などが印象に残った。ところで「アララギ」はその道ではどんなふうに評価されているのだろうか。
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