公教育のコスト意識

「ニュース23」で、財政削減のため、教職員給与のカットが予定されていると報道されていた。根本に立ち返って考えることが必要だ。
私立や塾などに注がれている資金・エネルギーは、公立学校の魅力が乏しいがゆえに支払われているダブりの資源である。公立学校が本来の機能を十分果たせていれば、このような無駄はそもそも必要ない。
さらに私立や塾が存在するほど社会の教育熱は高いのだから、公立学校の魅力を(塾や私立が必要のない程度までに)高められれば、そこに多額の税金を投入することへの世論の反対は生まれない。
という意味で、教育のコスト管理は、より手当てを厚くすることによって社会の無駄な資源投入を回避する、という方向性も考えられるのである。