ここ数日は

プラトンゲオルゲ・サークル―ドイツ教養市民層の中のWeber、といった所が気になり、佐々木毅プラトンの呪縛』(講談社学術文庫)、上山安敏『神話と科学』(岩波現代文庫)などを読んでみたりした。当然『リヒトホーフェン姉妹』(みすず書房)なんてのも目についてくる。たしかにWeberは大塚久雄的な近代主義的解釈にさらされてきたわけだから、ニーチェ的読み直しが必要である。さらにいえばゲオルゲ派的ニーチェ主義との拮抗関係こそが読み解かれねばならない(つまり、ニーチェに影響を受けつつも、ある種のニーチェ主義からは距離を取ろうとしたという、両義性のもとに読み解かれなければならない)。ちなみに、ニーチェプラトンを極めて高く評価していた、というのは佐々木の本で知った話。