土井裕泰『涙そうそう』(2006)

ギンレイホール

監督 土井裕泰 脚本 吉田紀子 音楽 千住明 撮影 浜田毅 編集 穂垣順之助 配給 東宝 出演者 妻夫木聡 長澤まさみ 麻生久美子 塚本高史 小泉今日子 中村達也
沖縄県那覇市で自分の店を持つことを夢見て、市内の市場や居酒屋で必死に働く新垣洋太郎(妻夫木聡)。ある日、高校に合格した洋太郎の妹・新垣カオル(長澤まさみ)が離島から那覇にやってきた。2人は幼い頃、母親を病気で亡くし、親戚のもとで育った。(Wikipedeia)

CMなどでご記憶の方もおられようが、この映画には、涙をこらえて妻夫木や長澤が鼻をつまむシーンがある。何を泣いているのか、私にはまったく分からなかった。重度の鼻炎患者がテーマの映画なのかと思ったくらいだ(冗談)。
見所はまさみタンだけ。あとは全部カットしてよろしい。でも大学生のまさみタンは確かにかわいかったが、妹萌えを前提に作られたストーリーって、どうなのよ。私としては、近親相姦でも何でもいいから早くセックスしてしまいなさい、と言いたかった。処女なんかじゃ萌えない。私は。
まあ処女で萌えない私はたんに今村昌平映画の観すぎだけなのかもしれないが、それにしても、観客が揃いも揃って泣きじゃくっているのには心底ウンザリした。涙を流しているんじゃなくて、目鼻から脳みそが漏れ出しているのではないか。知能の低い、かわいそうな人たちだ。