ニコラウス・ゲイハルター『いのちの食べかた』(2005)

2005年/ドイツ+オーストリア/カラー/92分 監督:ニコラウス・ゲイハルタ
「いただきます」の目的語は「いのち」です
ご存知ですか?日本の食料自給率が先進国中最低の39%である事!輸入依存しながら世界で最も残飯(金額にして11兆1000億円の量) を出している事!世界の人口63億中きちんと毎日の食事をとれるのが日本を含むたった8 %の人々である事!8億人が栄養失調であり年間900万人が餓死している事!/自分の業と命の大切さを見つめ直す。牛・豚・鳥・魚・野菜・果物・穀物など、いま私たちが食べているものは、どこでうまれ、どう育てられ、どんなふうにつくられているのか?「いただきます」を心から言える私になりたい。(高橋)(桜坂劇場パンフレット)

桜坂劇場。もっと政治色の濃い内容かと思っていたけどそうでもなかった。原題は『Our Daily Bread』。野菜、豚、牛、鶏などあらゆる生き物が大規模工場で食べ物になっていく。すごく合理的なシステムなのに驚いたり感心したり。淡々と描かれるので強い主張が全面に出ているわけではない。牛が殺される場面で頭に棒のようなものが当てられていたのだが、あれは何だろうか?電気ショックとか、そういうものなのかな?と不思議に思った。
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