『げんしけん』と非モテな思い出

げんしけん6』は素晴らしい。荻上さんも良いが、斑目と春日部が寿司屋でご飯を食べるシーンがとくに素晴らしい。「春日部にはせめてアンチ・オタクを貫いてほしい」という斑目の複雑な感情*1、分かりますなぁ〜。
脈絡なく思い出されたこと。
難波の駿台予備校に通っていた高校二年生の頃、ボクと同じ高校の仲間も他に2人が通っていて、中でもそのうちのK君は「半径1メートル以内に近づくと妊娠の危険がある」と評されるほどのイケメンだったのだが、いつも胸のはだけた白いシャツを着こなしていたK君は、当然ながら、女子高生に大モテで、ある日、教室に早く着いたボクは、一人の女子高生からこう尋ねられたのだった*2

「あの、Kさん*3と同じ学校なんですよね?」
「えっ、ええ、まあ」
「……」
「……」

「K君は眩しすぎて近づけない。アイツをダシにすれば或いは近づくことも出来るかもしれない」という少女の魂胆であることは余りにも明らかだが、このシーンを今になっても覚えている当時のボクは、「女子高生から話しかけられた貴重な体験」をその頃、幾度となく反芻したのであった。
「単純に友達だから一緒に飯を食う」という春日部との食事を、切なくも堪能する斑目の気持ち。ああ、何だか分かるな〜。

*1:「別の星の人」だと思えばこそ、諦めもつく!!

*2:教室にはボクとその女子高生との二人きり。うーん、息苦しい。

*3:別の高校なのに名前が知られているという、このモテぶり。