或る変質者の一日

頭イタイ、そして重い。
昨晩も寝付かれず、談志落語を聴いてみるが、やはり重苦しい気分。円生落語に進みつつ、せんねん灸をやったら、眠れた。恐るべし、せんねん灸。
しかし頭は重いまま。そうだ、今日はドイツ語だった。とりあえず出席。
その後、本読み。超煮詰まり状態。湿度は高いが涼しいので、外をブラブラ。あれこれ妄想。ふたたび本読み。サッと閃きが走る。
いや、閃き自体は走るのだ。もはや珍しいことではない。いくら閃いても、よく考えたら、結局スタートに戻るんだよね。とりあえず一人で難しい顔をしながらメシを食う。
その後、メモして、考えをまとめる。するとアラが見えてくる。誤解も見つかる。頭が痛くなるが、しかしこれはまったく捨て去るべきストーリーでもないな、と思いつつ、あれこれ考えながら、帰りの電車に乗りながら、本読み。誤解に気付いて、もう一度確かめるべき個所を読むために、最寄駅のベンチでも本を読む私はかんぜんに変質者。
駅から家まで歩きながら考えるが、するとウンコがしたくなってきて、困る。とりあえず我慢。排泄の欲求が静まってきた頃、ふたたび妥当なストーリーが頭の中でまとまる。
上半身も下半身も中味がカオス状態になりながら、とりあえず思いついたストーリーを、家のパソコンで文字化する。明日、また考えよう。とりあえずトイレに行こう。一日が終わる。