『一行情報大全集』
私本来の俗っぽさに比して、通俗ネタが少なすぎるように思われるので、『噂の真相 一行情報大全集』(2004)から、気になったものにコメントを付けてみるという企画。
最近、刑務所から出てきた角川春樹は、なんでも戦艦大和かなんかの映画に燃えてるそうですな。スゴイ写真が週刊誌に載ってた。
「フォーエッバ、ラッブー」(小泉)ですか。まったく権力にからめ取られてたからね。そういやここのボーカルは、妖しげな育児法を推奨するいかがわしい宗教団体のボスから、「アゴ!」などと呼びつけられて、喜んでいたことがあった。真正Mか、はたまた真正右翼か。ちなみに「〜の説」というのは、「〜の噂」だと裁判に負けるからであるらしい。
歌手としての生命がきわめて厳しくなった、安倍なつみ。いまこそ、この類いの画策はもっともらしいだろう。何十年後かには、早口でおじさんになったえなり君と共演もありうるか。
石田の場合、むしろ、靴下をはかない足の臭いがどうなってるかを突っ込むべきだろう。それからキムタクは違うから。腋臭なのは吾郎ちゃんだから。彼の衣装は、要買取らしい。
たぶん岡留が島田から直接聞いたんじゃないかな。この顛末は、島田の文章にも載ってたことがある。ピーナッツを投げてきた福田に、「デビューが遅れるとかくもプレッシャーがあるんだなぁ」と島田が感慨を深くした、とのウワサ。
へぇー(、と一応信じてみる)。「勁草書房と金でトラぶった吉本隆明が角川書店にクラ変えか!」(1980年7月号)。「耄碌説の吉本隆明が週刊読書人で橋爪大三郎らの軍隊容認に的確な批判」(1995年11月号)。吉本隆明は、水難事故に遭遇し、オウムを擁護したりして、耄碌をささやかれるようになったんですな。
- 西部邁は女性編集者を「死んじゃおかな」の台詞で口説く噂ありのウワサ(1993年1月号)
「噂ありのウワサ」って一体何なんだよ。にしても、これは非常に文学的な一行です。こんな口説きのテクニックならば、私も使ってみたい。西部先生の面目躍如。
いやぁ、1995年以降の時代の流れが、感慨深く思い出されます。このときは上野先生も、「もてない男はオナニーして死ね」などと言ってたのだが、いまや「ケアの当事者性」ですからね。もてない男もケアしてあげるべきだと私は思うぞ。
- 宮崎哲弥が妻に本誌のデブ文化人記事のコピーをトイレに貼られるの噂(1998年1月号)
最後にこれが一番笑えますな。見事にやせちゃったからね。今日はこれで終わりだけど、楽しいから、続きをまたやるかも。
- 作者: 噂の眞相編集部
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2004/03/12
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