昨日、フルトヴェングラーを聴いた

昨日は疲れて、パソコンを開く気にもなれず眠ってしまった。眠る前にチェリビダッケワーグナー管弦楽集』、ムラヴィンスキーニュルンベルクのマイスタージンガーブラームス交響曲第二番』を聴いていたのだが、ハンス=フーベルト・シェンツェラー『フルトヴェングラーの生涯』(音楽之友社)を読みながら聴いていると、フルトヴェングラーが聴きたくなり、しかもブルックナーが聴きたくなったので、『ブルックナー交響曲第四番≪ロマンティック≫』(ウィーンフィル、1951)をかけることした。ヴァントなんかと比較すると、チンドン屋なみのデフォルメ具合で、思わず笑ってしまうような部分もあるのだが、それでも素晴らしい箇所がいくつもある。第三楽章、第四楽章は、わりと普通に演奏されていたかな?
フルトヴェングラーは風邪で死んだらしい。ノーと言えないドイツ人だったらしく、精一杯の抵抗したものの、結局、ナチとの関係を疑われることになった。しかしもともと作曲家でありたいと願っていたので、1947年までの2年間の活動休止期間は、それなりに充実した時間であったようだ。あと、女性遍歴もけっこう華やかだったようだ。