疲れた

今日読んだ本によると、コウリ主義といったって、ベンタムとかミルとかはきちんと公共利益について考えていたわけで、Hobbes流の厳格な個人主義をコウリ主義の典型と見るアメリカの学者たちは(Pとか)、南北戦争くらいからアメリカ社会で流行し、資本主義経済のなかで信憑されるにいたったスペンサ−の理論を、過剰にコウリ主義に代表的なものだと考えているフシがあるんだそうだ。スペンサ−というのは、もう誰も読まないにしても、それが読まれていた当時の影響力について考える場合には、重要人物であるのかもしれない。