ユーモア教育と「教育再生会議」

昨日テレビをみて良いと思ったのは、『ようこそ先生』の伊奈かっ平が、「どうせワ(私)だっきゃ…、(でもね)…、てが(ってか)」というスタイルで、作文を書かせる授業をしていたことだ。自分の短所をユーモアで笑い飛ばす授業という発想はすばらしい。作文の形式を指定してあげることの有効性は、大村はま先生もおっしゃっていたことだ。
教育再生会議の人選(朝日ドットコム)。

安倍首相が政権の目玉とする「教育再生会議」の委員に、シンクロナイズド・スイミング元五輪代表の小谷実可子氏、「百ます計算」を広めた陰山英男立命館小副校長、「ヤンキー先生」で知られる義家弘介横浜市教育委員が起用されることが固まった。さらに自らのブレーンである葛西敬之JR東海会長も加え、安倍カラーをにじませている。
委員には、劇団四季浅利慶太代表、東京大学小宮山宏総長、資生堂の池田守男相談役らも就任する見通し。教育バウチャー(利用券)制度に前向きな白石真澄東洋大学教授や、学校評価制度に熱心な京都市門川大作・教育長らも起用。座長にはノーベル賞受賞者野依良治理化学研究所理事長が就くことがすでに決まっている。
小谷氏は88年のソウル五輪で銅メダルを獲得した。05年には日本オリンピック委員会(JOC)の理事になっている。陰山氏は兵庫県の山間にある小学校で教諭を務め、音読や早寝早起きなども提唱してきた。義家氏は、暴力事件で高校を退学したが、中退者や不登校の生徒を受け入れている高校に入り、大学を卒業後、教師になった。

ワタミの社長も入るらしい。つーか、馬鹿がよってたかって…*1

*1:真面目にコメントすれば、バウチャー制には、良い学校がより良くなるインセンティヴはあるものの、競争力の低い学校がそこから再浮上するメカニズムが欠けている。その点を指摘しないバウチャー制論議は、すべて片手落ちである。