これでいじめも解決!?

朝ナマでいじめ問題。番組を全然見ずに言うのだが、今回のいじめ連鎖はもちろん、子どもがマスコミ報道に暗示的な影響を受けたことによる。したがって、いじめそのものをなくすこととともに、マスコミ報道のあり方を見直すことが方策となるだろう。世論が「子どもが暗示を受けやすいこと」「いじめ報道の行き過ぎを抑制すること」の社会的コンセンサスを形成しておく必要がある。
また、いじめそのものをなくすというのであれば、前にも言ったように、共同体の同調圧力を低下させることが重要だ。消極的な解決策としては、共同体そのものから逃避する、つまり登校しないというのが現実的。しかし、学校から逃避したところで家庭の方も居場所にならないということも多いので、そういうときのために、学校以外の所属の場を用意する、つまり多元的所属の教育環境をつくるということも必要となる。これは、学校の共同体以外に居場所を作るという意味で、共同体の同調圧力を低下させるという積極的解決にも通じる。
要するに、学校を塾みたいにして、給食を食べたら帰るところにするとよい。