S氏と歓談の後、機種変

SKMT氏が来ていたのでドトールで映画談義。質の高い映画はやはり戦争体験をベースとしているよね、などと会話する。SKMT君は溝口の『雨月物語』を恵比寿で鑑賞してきたんだそうで、でも溝口は封建性をベースに傑作を取ったよね、マキノは通俗的な大衆路線のなかで映画表現の高みに到達したよね、などと話が広がる。大島渚の政治的メッセージをどう評価したら良いんだろう、という論点も出てきたが、これは難しい問題のように思える。
その後、機種変のために有楽町へ。恐るべきことに2日前から携帯の値段が1万円近く跳ね上っており、「ショックだ」「予想外だ」などとグダグダ文句をいっていると店員も嫌気が差したようで、そろそろ年貢の納め時か、カツアゲされたと思って諦めようと、仕方なく腹を決める。使い方がまるで分からないけど、ものすごく性能が増しているもよう。
佐藤忠男『日本映画史』を岩波現代文庫に入れて欲しい。増補の機会があったんだから入れてくれても良かったように思うんだけど…。