ハワード・ホークス『紳士は金髪がお好き』(1953)

公開:1953年 監督:ハワード・ホークス
主演:マリリン・モンロー、ジェーン・ラッセル、チャールズ・コバーン、トミー・ヌーナン、エリオット・リード、テイラー・ホームズ、ジョージ・チャキリス、ハリー・ケリー・Jr、マルセル・ダリオ
ナイトクラブの踊り子が繰り広げる玉の輿珍道中!モンローが「ダイヤモンドは女のベスト・フレンド」を歌えば、ラッセルは「モンローウォーク」を披露。二大グラマーのお色気競演はもちろん、「私はリトルロックから来た娘」、「バイ・バイ・ベイビー」、「Ain't There Anyone Here for Love?」、「When Love Goes Wrong」などの名曲とダンスもお楽しみのミュージカル・コメディ。

双葉十三郎『愛をめぐる洋画 ぼくの500本』(文春新書、2006)では、「ローレライが婚約した金満家の息子の父親からもらった切符で豪華船の航海に出るが、ローレライがさっそく眼をつけた鉱山主や、金満家の父親の命令で彼女たちの素行を調べる私立探偵がからんできてテンヤワンヤの大騒ぎ、という歌入りのお色気コメディで、理屈ぬきにのびのび楽しめるのがうれしい。マリリンとジェーンの魅力が対照的なものよろしい」(152)と紹介されている。さすが適確。ジェーン・ラッセルのおかげで、マリリン・モンローの魅力に開眼できた。お色気が濃厚すぎるけれど、やっぱりかわいらしい。コケティッシュ

愛をめぐる洋画 ぼくの500本 (文春新書)

愛をめぐる洋画 ぼくの500本 (文春新書)