ウォルター・ラング『ショウほど素敵な商売はない』(1954)

公開:1954年 監督:ウォルター・ラング
主演:マリリン・モンロー、エセル・マーマン、ドナルド・オコナー、ダン・デイリー、ジョニー・レイ、ミッツィ・ゲイナー、ジョージ・チャキリス
24曲の名ナンバーを聴かせるミュージカル映画。1930年代、ボードヴィルでのドナヒュー一家の歩みが、ショービスのきらびやかな場面と共に描かれる。最初は夫婦ふたりのショー、やがて3人の子供ができ、ドナヒュー五人組が結成。しかし時とともに家族は散り散りになってゆき…。『雨に唄えば』のドナルド・オコナー、『南太平洋』のミッツィ・ゲイナーのキュートなダンスや、モンローのスターとしてのオーラにも心奪われる!

ミッツィ・ゲイナーっていう人だろうか、よく知らないけど、タップダンスが圧倒的に素晴らしい。途中までは『狸御殿』もなかなかなんじゃないの?と思ったが、最終的に本場の底力を見せつけられた。少なくとも「ミュージカル」という土俵では、若尾文子マリリン・モンローに勝てない。当たり前か?アメリカ映画はやっぱりミュージカル映画ですね。双葉先生☆4つ。