昼、雨とともに、雷。ものすごく近かった。雷って、落ちたら、どうなるの?どうもならない場合って、あるんでしょうか?
今日は一日何もしないことに決める。ようやく頭がすっきりして、元気が湧いてきたような気分がする。
ちょっとだけ勉強してから、古本屋めぐり。ルター『現世の主権について』(岩波文庫、300円)を購入。佐々木先生の綺麗な岩波新書本が200円であったので、これも買いなおした。あと、講談社学術文庫が近刊中心にたくさん置いてある店があったので、そこで一冊買った。
昨晩は熊野純彦『西洋哲学史』のアウグスティヌスの項を読んで寝たのだけれど、なぜかものすごく癒された。アウグスティヌスの真理観はデカルトと酷似しており興味深いのだが、とくに時間論が良い。

・・・アウグスティヌスにとって問題であったのは、過去、現在、未来の、時間の三次元を有するかぎり、「私の生は分散である」ことである。生は、「ためいきのうちに」過ぎ去ってしまう。「私は、秩序をしらない時間のうちに分散している」(『告白』…)。――分散し、過ぎ去り、現在において散り散りであるような存在が、じぶん自身によって支えられているはずがない。私の存在はむしろ神によって支えられている。神の永遠のうちでは、かぎりある生も過ぎ去らない。「永遠においては過ぎ去るものはなにもなく、全体が現在にある・・・」・・・(183)

『告白』はできれば読んでみたい。
数日前からベルティーニマーラークライバーの「魔弾の射手」、チョン・キョンファサン=サーンス「バイオリン協奏曲」、ミュンシュベルリオーズ幻想交響曲」などを立て続けに聴いて、クラシック回帰。暗い気分のときには良い。