古澤憲吾『日本一のゴリガン男』(1966)

出演 植木等 浜美枝 進藤英太郎 野川由美子 藤村有弘 田中邦衛 藤田まこと 左卜全 人見明 桜井センリ
頭に怪我をして長期にわたり昏睡していた日本等(植木)は、目覚めて見ると頭の回転が1000倍になっていた。スーパー頭脳を獲得した日本等はある商事会社に潜り込み勝手に日本等課をつくり、なんでも売まくり、社長令嬢(浜)を手にいれる。(紹介サイトより転載)

小松政夫氏のトークショーの後、Hiroumix氏とともに鑑賞。秀作。小松氏の話のとおり、古澤監督のテンションの高さ、演技を許さないほどの展開の早さが絶品。
日本等(ひのもとひとし)は何でも売りまくる。玩具の戦車、お墓、浄水器。戦車を防衛庁に売りつけに行き、図上演習ではなくミニチュア模型のうえで作戦会議をする場面が最高に面白かった。浄水器の契約をフイにする場面であやしい関西人役の藤田まこと、お葬式の住職役に左卜全が出演。「ゴリカン」というのは「合理化案」とのこと。