古澤憲吾『日本一のゴマすり男』(1965)

110分 カラー 東宝スコープ スタッフ 製作 渡辺晋 森田信 監督 古澤憲吾 監督助手 丸輝夫 田中寿一 河崎義祐 脚本 笠原良三 撮影 斎藤孝雄 音楽 宮川泰 萩原哲昌 美術 小川一男 録音 増尾
キャスト 中等 植木等 細川眉子 浜美枝 中等一郎 中村是好 中節子 吉川満子 山根係長 人見明 別当課長 犬塚弘 春山部長 有島一郎 小泉社長 進藤英太郎 後藤又之助  東野英次郎 後藤鳩子 中尾ミエ ジョージ箱田 藤田まこと 目高常務 高田稔 目高静代 京塚昌子 てるみ 久保菜穂子 曽根 安田伸 営業部課長   桜井センリ

これが「日本一〜シリーズ」第三作目。上記第四作目よりも傑作。空中撮影が多様されていて、ダイナミックな絵柄。
お父さんのいいつけをまもって、庶務課文書担当のつまらない仕事をこなしつつ、上司にごまをすりまくる中等(なかひとし)。釣りにゴルフに、駆け回る。しまいには親会社の重役に取り入ることに成功、重役(東野英次郎)の娘(中尾ミエ)を関西弁を操るニセアメリカ人(藤田まこと)と結婚させ、二人を自社製の飛行機でアメリカに飛び立たせる。飛行機の販売契約も取り付け、子会社の自動車販売会社を飛び越えて、親会社の重役に就任。販売員の浜美枝もゲット。
飛行機の運転免許があると嘘をつき、解説書を見ながら、やっとこさ着地に成功する場面が面白かったが、なんといっても藤田まことのエセアメリカ人が最高だった。うまく思い出せないが、台詞のいちいちが、すべて最高に面白かった。