国立競技場

芸術の秋、牛乳を注ぐ女の姿でも見に行こうかと思ったのだが、ふだんとは違うかんじで攻めてみようと、「川崎フロンターレVS横浜FC戦」を観に行くことに。サッカーに行くのは2度目。数年前、新横浜でガンバ大阪×鹿島アントラーズ(?)戦を観に行った記憶がある。稲本はやっぱり上手いなと思ったことがあった。
ダフ屋ではないそこらへんのお兄さんからスポンサーS席を安くで譲ってもらい、ギリギリ開始前に入場。ここが国立競技場か、と。

みんなカズを応援していたし、周りに横浜FCのファンが多いようだったので、表向き横浜FCを応援していた。が、明らかに川崎フロンターレの方が実力は上だったので、内心はそっちを応援していた。カズは頑張っていたが、フォワードとしてはやはり詰めが甘い。それはフロンターレジュニーニョの突破力を見れば明らか。ジュニーニョがボールをさわると何が起こるか分からず、横浜FCのディフェンス陣は明らかに動揺している。その混乱につけこみ、ボールをゴール前に集めておけば、チャンスが自然と生まれる形になっている。前半25分過ぎくらいに、ジュニーニョがゴール。サポーター席に向って祝福と感謝のキッス。
横浜FCも決定的な場面が3度あったが、一歩及ばず。カズがゴール前に走り込んだ際、決定的チャンスを逃したのと、終了間際、FKがゴールポストに当たるという不運があった。

しかし、試合終了後、ファンに挨拶してまわるカズら横浜FCのメンバーの姿には、なかなか清々しいものを感じた。サッカーは、何かが起こるかもしれないという期待をもって膠着状態を楽しむ大人のスポーツ。選手の細かい動きを見るのも楽しかった。
ファンもイケてるお姉さんが多かった。家族席の横だったためか、選手の彼女なのではないかという美女がけっこういたが、おしゃれなネエちゃんがコーラを飲みながらサッカー観戦というのも、意外にサマになるのだなと感心した。