注意の呼びかけ

大変危険な目に遭った。皆さんにも注意を呼び掛けたい。

少し前、スタバで同世代の顔見知りの女性を発見し、例によって会話を盗み聞きしていたのだが、「せんねん灸を据えると良いらしいよ」という声が聞こえたので、「そうか、せんねん灸か」と一人合点して、薬局に走った。
「せんねん灸　ソフトきゅう　竹生島」という初心者用の製品を買ってきた。
最初の点火は、ガスコンロ。
落語を聴きながら灸を据えていると気持ちが良い。
100円ライターを買ってきて、点火環境を整備。
立川談志、三遊亭円生、古今亭志ん朝、柳家小さんのCDをパソコンに取り込んで、パソコン用スピーカーを駆使し、落語を聴きながら灸を据える。
この至福。就寝前のひととき。立ち上る煙。

「せんねん灸　ソフトきゅう　竹生島」には取扱説明書があり、「顔には絶対に据えないでください」と注意書きがされている。
これは守ったほうがよい。悲劇を生むから。

ツボは全身に広がっている。私が凝るのはコメカミだ。
コメカミは顔にある。
だからコメカミにせんねん灸はNG。

魔がさしてしまった。昨日は、二重に魔がさした。

ひとつは、コメカミに灸を据えたいと思ってしまったこと。
もうひとつは、普段はやらない手順で、点火したこと。

顔に灸を張り付けてからライターで点火したら、髪の毛が燃え上がった。

たまたま鏡を持ちながらやっていたので、「ジュウ」という音とともに、髪の毛に炎がみるみる広がるのが見えた。
広がる異臭。焦る自分。焦げる頭。
頭を叩きまくって、炎を鎮火する。

チン火したら、髪の毛がチン毛に変わっていたよ。（マジで）

せんねん灸.オフ竹生島230点