ロバート・ワイズ『ウエスト・サイド物語』(1961)

(1961年 アメリカ 151分) 監督 ロバート・ワイズ(『サウンド・オブ・ミュージック』)/ジェローム・ロビンス 原作 ジェローム・ロビンス/アーサー・ローレンツ 脚本 アーネスト・レーマン 作曲 レナード・バーンスタイン タイトルデザイン ソウル・バス 出演 ナタリー・ウッド/リチャード・ベイマー/ジョージ・チャキリス/リタ・モレノ/ラス・タンブリン

傑作中の傑作と言うべき。ダンス、音楽、テーマ性、映像、どれをとっても圧倒的に素晴らしい。とにかく観なければ始まらない。未見の人は早稲田松竹にハリアップ!
少年ギャング団の争いのなかに「ロミオとジュリエット」のストーリーが脚色されているのは周知の通りだが、明らかに東西冷戦への批判的視点が窺われるのが面白かった。東ドイツが崩壊し、カラヤンに妨害されつつも「第九」を振ったとき、バーンスタインはいかなる心境にあったのだろうか?興味が惹かれる。
とにかく観ないと損する傑作映画です!!