1ページ6分の本を読み終えた。難しかった。
ハッとしたことが一つ。社会が複雑化し、各社会領域が多元化するとともに自律化し合理化されていく場合、価値基準が領域ごとに多元化しているわけだから、ある意味それは生きやすい状況であるとも考えられるわけだが、しかし「どの領域でもダメな人、排除されてしまう人」が出てくるのは一体どういう理由によるのか。これは大問題だ。
しかも各領域が自律化し合理化されているから、個人の人格的意味の重要性は相対的に低下しており、「どの領域からも排除されている人」の排除のされ方が「人格的基準」ではなく「身体」とかの物理的な水準でなされる状況が出てきている。「身体」の特殊な意味は「排除」の局面以外でも観察されることだ。
大丸の新しく出来たビルを偵察。エスカレーターから東京駅が一望できてちょっと面白かった。