マキノ雅弘『日本俠客伝 花と龍』(1969)

(112分・35mm・カラー)シリーズ9作目。火野葦平の自伝的長篇小説『花と龍』の一部を映画化。明治末期の北九州を舞台に、沖仲士の玉井金五郎(高倉)が、組を構えるまでに出世する波乱万丈の物語。マキノは撮影中に片足を骨折。完治しないままギブスをはずして星由里子の演技指導に励んだために、もう片足も骨折してしまったという。
'69(東映)(原)火野葦平(脚)棚田吾郎(撮)飯村雅彦(美)藤田博(音)木下忠司(出)高倉健若山富三郎藤純子、星由里子、二谷英明津川雅彦、山本麟一、水島道太郎、小松方正、障沂エとよ

高倉健が星由里子と夫婦になり、高倉に惚れた藤純子は、菊と龍の刺青を彼の身体に掘ってやる。
後ろに頭のおかしいオッサンがいて、良いシーンでブツブツぼやくので鑑賞が大いに妨げられた。デスノートがあったら、命脈を断ち切ってやるところだが。