マキノ雅弘『日本俠客伝 白刄の盃』(1967)

(95分・35mm・カラー)シリーズ6作目。流れ者の俊二(高倉)は、堅気になって運送業を営む外川(菅原)の人情に触れ、彼のもとで人足として働き始める。ところが、銚子の運送業を独占しようと企てる根占一家が、ことごとく嫌がらせを仕掛けてくるのだった。スケジュールの都合で、出演シーンが少なくなった藤純子の代わりに、準ヒロインの松尾嘉代が薄幸の娘を熱演。
'67(東映)(脚)中島貞夫鈴木則文(撮)わし尾元也(美)川島泰三(音)斉藤一郎(出)高倉健伴淳三郎藤純子長門裕之大木実松尾嘉代、三島ゆり子、宮園純子菅原謙二、天津敏

病気、嫌がらせ、事故、自殺など、えらく暗い雰囲気。でも伴淳三郎がユーモラスななかに凄みを感じさせる好演。でもみんな死んでしまうんだよな〜。運転手の高倉が最後に敵を討つ。