「夜スペ先生、大阪で暴れて」橋下知事が協力打診

大阪府橋下徹知事が、進学塾と提携した有料特別授業「夜スペシャル(夜スペ)」を発案した東京都杉並区立和田中学校の藤原和博前校長(52)に対し、府の特別顧問などへの就任を視野に教育改革施策への協力を打診していることが28日、分かった。夜スペを参考に9月からスタートさせる放課後無料授業の“指南役”を期待しており、橋下知事は「藤原先生に大阪で暴れてほしい」と話している。/大阪府の放課後授業は「おおさか・まなび舎」という名称で、橋下知事大阪維新プログラム案に盛り込んだ施策。元教員や大学生、塾教師らが、公立小中学校で1日2時間、週2回の補習授業を行い、学習習慣の定着を目指す。府側は、藤原氏におおさか・まなび舎の実施方法などについて助言を求めており、橋下知事は今春以降、2回程度面会しているという。今月10日には、この事業での外部人材の生かし方の参考にするため、府の勧めを受け池田市教委幹部らが授業方法などについて話を聞いた。/今後、藤原氏に対し正式な役職への就任を持ちかけるとみられ、特別顧問、教育アドバイザーなどのポストが検討されているという。藤原氏は28日、産経新聞の取材に応じ「役職名や就任時期については聞いていない。当面は助言などが主体になると思う」と説明。さらに、「和田中モデルは地域社会が残っている大阪でこそ有効。和田中を超える成功例も出てくるかもしれない」と期待を示した。(産経ニュース)

藤原氏はTVで、現場でどう意識・実践されるかによって実効性は変わる、PISA基準で大阪をフィンランドにしたい、などと話していた。ともあれ、さすがのリクルート魂である。なお、全国学力調査レベルでいうと、大阪の成績を上昇させることはきわめて簡単だと思われる。
ちなみに和田中の「地域」と大阪の「地域」とは、概念的にまったく重ならないので、どうなるかが楽しみ。