アン・フレッチャー『幸せになるための27のドレス』(2008)

27 DRESSES 1時間51分 出演 キャサリン・ハイグル、ジェームズ・マーズデン、マリン・アッカーマン
ジェーンのクローゼットには花嫁付添人として着たドレスが27着。いつか自分が主役になる日を信じていたが、憧れの上司を妹にとられ、名脇役をかなぐり捨て、ある決意を…ファッショナブルなロマンチック・コメディ!!
http://movies.foxjapan.com/27dress/

プラダを着た悪魔』と同じ脚本家だというので、けっこう期待して見た(『プラダ〜』は非常に素晴らしかった)。最初、ちょっと地味かな、と感じたが、最終的にとても楽しめた。「ちょっとした幸福感」を表現するのが、ものすごく上手だと思う。華やかさが違うので、『プラダ〜』の完成度には及んでいない気がするけど、でもとても良い。
「他人をサポートするだけじゃなくて、自分の幸せをつかもうよ」というメッセージがずっと発信されるのだが、この幸福追求のイメージはアメリカっぽい。主人公の女性はボクと同級生の設定だが、クタびれた感じの女性で、これも良かった。そうだよな。自分と同級生くらいの女性だと、独身の場合、そろそろクタびれてきてるもんなあ。
命短し、恋せよ乙女*1。ただし、クタびれた女性にも、それはそれで非常に魅力を感じる(などと妙な宣言をする必要もないが)。

*1:恋を謳歌する妹役も素晴らしかった。憎たらしいが可愛い。