プロ野球のこと
復活した新井の活躍、金本のホームランで、阪神が広島に勝利。これで１ゲーム差。マジック７だが、残り試合は８なので、マジックを数える意味があまり感じられない。
プロ野球も清原の引退、広島市民球場のラストゲーム、王監督の勇退など、さまざまな終わりを迎えている。元広島ファンとしてはぜひ一度、広島市民球場で野球を観戦したかった。小学生のときの修学旅行で、球場を外から眺め、とても興奮したことを思い出す（衣笠、津田、正田が好きだった）。
王監督といえば、96年の日生球場ラストゲームが忘れられない。近鉄バッファローズ対福岡ダイエーホークス戦、ボクのいた三塁側スタンド（ダイエー側）は、元南海ホークスファンの異様なテンションで覆われていた。ダイエーホークスの余りの弱さに呆れたファンは、自暴自棄となり、南海時代の応援歌を歌っていた。試合終了後には外野に発煙筒が投げ込まれ、ボク自身は目撃しなかったものの、バスに乗り込んだ王監督には生卵がぶつけられた（そのことは報道で知った）。隣の席で、愚痴ばっかり言っていた南海ファンのお爺さんの姿が、いまでもおぼろげに思い浮かぶ（それは南海の黄金時代が偲ばれるグチだった）。あれはとてもアナーキーな雰囲気に満ちた試合だった*1。
