『病の起源 第4集 読字障害 文字が生んだ病』

39野・40野という脳の部位は、視覚、聴覚、体性感覚などを統合する場所で、高度な機能を司っている。文字は目から入って「視覚→文字の形→音声に変換→意味」の順番に処理されるが、音声に変換する部分がこの39野・40野に当たる。ここは進化史上、比較的遅く発達した場所なので、人類の適応はまだ始まったばかりであり、だから読字障害の割合は高い、と説明されていた。
この部位が働かない人は、空間把握に特異な能力を示すらしい。すると、文字の情報処理が得意な人は、空間把握が相対的に苦手、ということになるのか。私は空間把握は得意な方だが、文字処理が苦手だと今まで感じたことはない。でも文字を読んでいると最近は頭が芯から痛くなってくるので、もしかしたら39野・40野が弱いのかもしれない。
自分の脳はどうも変わっているような気がするので、一度、血流を調べてみたいものだ(もしそういうことが可能であれば)。高校生の時、他人よりも勉強したのに「物理」が学年最下位だったので(たぶん2回)、きっと何かが「外れ値」なのだと思う。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/081012.html