言論の自由

週刊誌を読んでいるとタモガミ論文の話がけっこう出てくるのだが、今回のことがそんなに問題だとはとても思えない。公務員だって、思想信条の自由、言論の自由があるのは当たり前。もちろん、公務員としての職務執行に差し障りがある範囲で処分されうる可能性というのは当然あるわけで、今回はそうやって「定年退職」になったんだから、それでいいじゃん、と思う。
シビリアンコントロール」っていう言葉にも、妙な意味合いが付与されている気が・・・。政治家が軍部をコントロールすると言ったって、政治家の頭の中味だって相当ヤバイんだから、「政治家>軍人」みたいな図式で考えないほうがいい。三権分立的な権力均衡メカニズムの一環として、任命権者の権限が存在するだけだ。
それよりも、メディアの論調がつい「正しい歴史観」の追求、みたいな方向に行っている方がよっぽど問題だと思える。そんなもの人それぞれに決まってるわけだし、陰謀史観の持ち主だって生きていける寛容な社会でないと、キミーみたいな人間の居場所がなくなってしまう、と危惧される(笑)。批判的思考力は大事だとしても。