2005-04-17から1日間の記事一覧

『紙つぶて』

谷沢永一『紙つぶて(完全版)』(PHP文庫)をゲット。以前から欲しかった本であり、読み耽る。読み応えが有り過ぎる位だが、相変わらず「進歩的文化人」への批判が痛烈だ、と感じた。 丸山真男は『後衛の位置から』(未来社)で「進歩的文化人」の弁護論を展…

稲垣浩『柳生武芸帳 双龍秘剱』(1958)

「週刊新潮」連載中に評判を呼び、ベストセラーとなった五味康祐の小説の映画化。時は徳川三代将軍家光の頃、幕府の命運を左右し朝廷の安泰をも脅かすという武芸帳をめぐって、柳生一族と肥前の兵法者・山田浮月斎一派とが壮絶な死闘を演じる痛快時代劇。こ…