平安後期、厭世的な「仏教的劣等感」の克服のために「神国的優越感」が出現し、それが鎌倉時代以降、神国思想の興隆を生み出した、というのが通説となっているらしいが、実際には、現世を穢土と見る末法思想のなかで辺土粟散(ぞくさん)に住まう衆生を垂迹…
大地のうた(125分・35mm・白黒) PATHER PANCHALI ベンガル地方の貧しい村を舞台に、父が都会へ出稼ぎに行った一家の悲哀を描いた名匠サタジット・レイの一篇。リアリズムを基調にしつつも雨や夕立の表現も素晴らしく、インド映画への国際的評価のさきがけと…
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