2006-07-15から1日間の記事一覧

読書

一昨日、シュミット『政治的なものの概念』を105円で見つけ、今日ざっと読んだ。いつか引用してもよいけど、有名な友敵理論には明らかにメディア概念との理論的接続性が見受けられる。国家をアソシエーション的に概念化する18世紀のブルジョワ偏向性をシュミ…

読書つづき

山口昌男『歴史・祝祭・神話』を引っ張り出し、佐々木道誉とトロツキーの部分を読む。レーニン死亡時のトロツキーの回想についてはいずれ『わが生涯』から引用したい。昨日は働き詰めだったが『論座』一月号を昼休みに読んだ。宮台については後回しにして、…

『ストーン』

続けてソクーロフ監督『ストーン』も見た。タルコフスキーの後継らしいが、見るのがつらすぎる前衛作品。これも後日補足。

成瀬巳喜男『あらくれ』(1957)

『あらくれ』も見る。高峰秀子の演技が絶品。詳しく書きたい内容があるので後日。 あらくれ(121分・35mm・白黒) 成瀬がかつて傾倒していた徳田秋声が原作で、高峰秀子が時には激情にも駆られる気丈な大正の女に扮した。『あにいもうと』とは正反対の気弱な旦…

成瀬巳喜男『流れる』(1956)

流れる(116分・35mm・白黒) 落ちぶれかかった柳橋の置屋に暮らす芸者たちの哀歓を、この上なく豪華な女優陣によって綴った大作。人物の視線の交わしあいにストーリーを語らせる成瀬演出が冴え渡るが、大ベテラン栗島すみ子だけは現場でも監督を「巳喜ちゃん…

映画

フィルムセンターに成瀬映画を見にいく。