2007-01-13から1日間の記事一覧

グローバル化社会における生存の美学

近代哲学が前提とした主客二元図式は、近代過渡期には確固として存続することになった。〈世界―個人〉の図式は〈国家―個人〉の図式と類比的であり、「産業社会の構築」という外的目的に駆られた、ディシプリナリーな自己形成がイメージされやすかったためだ…

古沢憲吾『ニッポン無責任野郎』(1962)

今日も突撃、フィルムセンター。 ニッポン無責任野郎(86分・35mm・カラー) クレイジーキャッツ主演の『ニッポン無責任時代』が予想以上のヒットとなった東宝が、正月映画として急遽製作した続篇。楽器会社の社員を演じた植木等は前作以上に屈託なく暴れ回…