2007-02-10から1日間の記事一覧

内田吐夢『大菩薩峠 完結篇』(1959)

大傑作。必見! (105分・35mm・カラー)旗本に飼われて夜の街の辻斬りとなった龍之助が、兄の仇を討とうとする兵馬(錦之助)と最後の対決に臨む第3部。構図の工夫やモンタージュのキレの良さよりも、ショットごとの濃密な空気作りに賭けた内田の演出意図を…

内田吐夢『大菩薩峠 第二部』(1958)

良い。「ぼうや、カアチャンの処へ戻っておいで」。 (105分・35mm・カラー)病身から回復した龍之助が、乱暴な旗本の悪事をきっかけに、再び剣鬼としての魔性を目覚めさせる第2部。この3部作は内田にとって初の色彩シネマスコープ作品となったが、画面をロ…