2008-03-27から1日間の記事一覧

花沢健吾『ルサンチマン』

花沢健吾『ルサンチマン』(小学館)は秀逸なエロマンガだった。が、設定を十分に生かしきれていない。 可愛い女の子に取り囲まれ、自分の容貌も自在のフィクション世界が実世界に侵食してくるわけだが、その限界状況において「リアル」がどういう意味を持ち…

マキノ雅弘『日本大俠客』(1966)

(95分・35mm・カラー)明治期に実在した大侠客・吉田磯吉の若き日々を描いた作品で、地元の北九州で長期ロケがおこなわれた。藤純子が演じた鉄火肌の芸者・お竜は、『緋牡丹博徒』シリーズ(1968-71年)のヒロイン・矢野竜子へと発展する。惚れた磯吉(鶴田)の裏…