『ボン・ヴォヤージュ』

seiwa2005-05-04

ギンレイホールでひさびさに「合格」の映画。
『ボン・ヴォヤージュ』(ジャン=ポール・ラブノー監督、2003)。1940年6月14日、ドイツ軍によってパリは占領されるが、それにともないフランス政府は田舎町ボルドーへと移転した。その混乱のなかで、若い小説家と恋人の女優、その女優を愛人にしている政治家、ドイツ人スパイ、スパイが追跡しているエコール・ノルマルの物理学者と女性助手、といった人々がドタバタ劇を繰りひろげる。最終的には、女性助手と小説家の恋が成就して結末をむかえる。テンポ感があって、コメディタッチなところが単純に面白い。また、ストーリーの焦点がフランス対ドイツの歴史的対決にすえられているので、「つぎはどうなるんだろう」という緊張感が、映画に良質な勢いをあたえている。
とかなんとかいいつつ私、女性助手役のヴィルジニー・ルドワイヤンに一目惚れ決定。めちゃくちゃかわいい。混雑した列車のなか、メガネをかけて難しそうな本を読んでいる、というのが初登場の場面なのだが、死語でいうなら「キュート」、今の言葉だと「萌え」。ホント好きです(←告白)。